UFC on ESPN+70:第8試合・ハファエル・アスンサオ vs. ビクター・ヘンリー

バンタム級。アスカロフ vs. ロイヴァル中止に伴いメインカードに昇格した試合。

ベテランアスンサオは40歳でUFCキャリア10年のベテラン。今月タイトルマッチを行うアルジャメイン・スターリングとT.J.ディラショーの両方に勝っており(ディラショーにはその後敗れて1勝1敗)、UFCデビューから7連勝含む11勝2敗のハイアベレージを残していたが、タイトル挑戦目前で果たせず。マルロン・モラエス、コーリー・サンドヘイゲン、コーディ・ガーブラント、リッキーシモンに敗れて4連敗中。

現DEEPバンタム級王者でジョシュ・バーネットの弟子のヘンリー。2014年にGRANDSLAMで日本デビューして以来、GLANDSLAM2戦、パンクラス6戦、DEEP2戦、RIZIN2戦と、キャリア27戦の半分近くを日本で過ごしてきた。昨年12月に欠場選手の代役でUFCと契約し、デビュー戦はいきなりランカー手前のラオーニ・バルセロス戦だったが、序盤パンチで押される画面から、ヘンリーが下がらず前に出続けることで押し返し、バルセロスのスタミナ切れに乗じて攻め続け判定勝ちでUFCデビューを飾った。怪我もあり、約9ヶ月のブランクでの2戦目で、アスンサオが4連敗中ということもあり、オッズでは大幅なフェイバリット。

ヘンリーがスタンドでプレスしていく。距離を取り様子見しているアスンサオ。前蹴りを入れたヘンリー。ミドル。キャッチしたアスンサオが片足のヘンリーにバックブロー。なおもプレスするヘンリー。ケージ際をサークリングするアスンサオ。タックル。シングルレッグ。こらえたヘンリーだが、アスンサオは放してワンツーをヒットさせる。また出るヘンリーだが、詰めても手を出さない。組み付いたヘンリーだがアスンサオが組み勝つ。離れた。ヘンリー右を打ち込んだが、四つに組み止めたアスンサオ。ヘンリーケージでこらえる。離れ際に膝を入れたアスンサオ。右フックを入れたアスンサオ。ヘンリーの左ハイはブロック。ヘンリーのミドルをキャッチしてパンチを打ち込む。放した。また詰めるヘンリー。アスンサオもパンチを合わせる。ヘンリーが右をヒット。さらに右。ホーン。

1Rヒット数がほぼ五分。

2R詰めるヘンリーだが、プレスするだけでパンチが出ていない。バックスピンキックを放つ。パンチの距離に入っていけないヘンリー。逆にアスンサオの右がヒット。ヘンリーバックスピンキック。しかし背中を向けたところで倒され下に。アスンサオインサイドから鉄槌。ヘンリーが腕十字を狙うが読んでいて腕を引く。足をさばいてパス。背中を見せて立ったヘンリーはクラッチを切って離れる。また出ていくヘンリーだが、パンチが出ない。ヘンリーのミドルをキャッチしたアスンサオが、そのまま右の連打を打ち込む。ケージまで移動したところでタックル。テイクダウン。またパウンド。ヘンリーガードから腕十字。しかし腕を引き抜かれた。今度は足を狙うヘンリーだが、潰されて取れず。背中を向けて立ったところでパンチを入れたアスンサオ。ホーン。

2Rアスンサオ。

3R。ヘンリー詰めていく。しかしアスンサオの右オーバーハンドをもらう。四つに組んだアスンサオ。引き剥がそうとするヘンリー。離れ際に膝を入れたアスンサオ。ヘンリーさらに詰めてパンチの間合いに。が、アスンサオがシングルレッグで倒した。また下から三角を狙うが。アスンサオはヘンリーの下攻めはすべて対処している。後転して立ったヘンリー。アスンサオ離れてスタンドへ。また出るヘンリーだがアスンサオのパンチを貰っている。アスンサオまたシングルレッグ。切った。ヘンリー出たが、アスンサオのパンチを貰う。それでも詰めるヘンリー。右。ジャブ。ミドル。組んだアスンサオを引き剥がすが、アスンサオワンツー。さらにタックル。片足でこらえるヘンリー。なおもシングルレッグを狙うアスンサオ。しつこくシングルレッグ。片足でこらえているヘンリー倒されないが攻めることもできないまま残り10秒。パンチを入れて離れたアスンサオ。ヘンリーパンチで出たがタイムアップ。

三者フルマークでアスンサオ復活の勝利。前回の勝利からは4年が経過している。

4連敗中とは思えないほど動きが良かったアスンサオ。ヘンリーは積極的に出ていっても手が出ず、逆にアスンサオのパンチを貰っていた。年齢的にもノンストップでランカーまでたどり着きたいところだったが。

タイトルとURLをコピーしました