UFC on ESPN+70:第2試合・平良達郎 vs. C.J.ベルガラ

フライ級だったがベルガラが3ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

UFC2戦目の平良。初戦はコンテンダーシリーズ敗戦でUFCと契約したカーロス・カンデラリオに優勢に試合を進め、3Rはマウントからのパウンドで圧倒する場面もあり判定で完勝。今回はUFC1勝1敗の相手で、若干ステップアップ。

ストライカーのベルガラは昨年9月のコンテンダーシリーズではボディへの膝で秒殺KO勝ち。UFC初戦は2Rまでは明確に取れたラウンドはなく、3Rに圧を強め、最後はスタンドで上を取りパウンドを入れたが、2Rまでを落としていて判定負け。2戦目はUFCデビュー戦のクレイドソン・ホドリゲスにスプリット判定勝ち。2戦とも、優勢な展開はグラウンドで上を取ってからの攻めだが、自分からテイクダウンを狙うよりも、相手のタックルの倒され際に上を取り返すのが上手い。今回は、計量の制限時間1時間前に諦めて3ポンドオーバー。最後まで粘ってもリミットまで落とせないという判断だろうが、余力を残しての計量失敗のため、単純に体重のアドバンテージがある状態。

詰めるベルガラ。平良距離を取りつつパンチを合わせるが、圧をかけられている。右を入れたベルガラに膝を返す。平良タックル。スタンドバックに回ると抱え上げてテイクダウン。サイド。上半身を固めて押さえ込む。肘を一発入れるとマウントを狙ったが、足で阻まれ上四方に。下から足で頭を挟むベルガラだが放した。ハーフに移行。パスした平良。マウントになったがベルガラブリッジ返しで立った。平良すぐに詰めてパンチからタックル。受け止めたベルガラだが、四つから投げてテイクダウン。ハーフからサイドへ。ギロチンに抱えているベルガラにヴォンフルーチョークの体勢になるが外れた。ベルガラブリッジで返した。肩固めの体勢になっているが浅い。ニーオンから脇腹に膝を入れるベルガラだが平良外した。パウンドを入れるベルガラだが、平良は立つとパンチを入れる。ホーン。

1R平良。しかしベルガラもやられっぱなしではなかった。

2R。パンチで出る平良。カーフキックでベルガラスリップダウン。すぐ立った。序盤の圧がないベルガラだが、平良が出るところにカウンターのフックを合わせる。左フックから左ストレート。平良タックルに入るが距離があり切られる。スタンドで膝を入れてタックルに入った平良だが、これも切られた。ベルガラ出てきてパンチがヒット。平良膝を入れる。距離が詰まりタックル。今度は入った。またスタンドバックに回り、足を絡めて後方に倒れると四の字バック。左腕を首に回す平良。逆の腕でチョーク。引手を引き剥がしてディフェンスするベルガラ。またチョークへ。フェイスロックの体勢だが防がれている。腕十字に切り替えた。ベルガラクラッチして持ち上げようとするが、肘が伸びてタップ!

平良、2戦目は一本勝ち。

チョークは防がれていてなかなか決まらなかったが、腕十字に切り替えてフィニッシュ。ベルガラのパワーにポジションを返される場面もあったが、終始落ち着いていた。

「日本人で初めてのチャンピオンになります。チャンピオンになるまで負けません」とコメント。

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