UFC280:第4試合・アブバカル・ヌルマゴメドフ vs. ガジ・オマルガジエフ

ウェルター級。

ヌルマゴいとこ軍団の劣等生・アブバカル。デビュー戦ではテイクダウンしたところで下からの三角に捕まって一本負け。2戦目で勝利したが、テイクダウンから漬けるのみで、テイクダウンもヌルマゴ軍団にしては強くなくイマイチ。怪我とビザの問題で試合が流れ、1年半ぶりの試合となる。

同じくロシアのオマルガジエフ。コンテンダーシリーズで勝利すると、4月に同じくコンテンダーシリーズ上がりのUFCデビュー戦対決をなぜかセミで行ったが、組まれてバックを許す展開で判定負け。今回はミドルからウェルターに落としての試合。レスリングロシア王者、サンボ世界王者。

アブバカルタックル。しかしオマルガジエフ受け止めた。ガブって頭部に膝。連打。離れたアブバカル。今度はオマルガジエフがタックル。テイクダウン。立とうとするアブバカルの首を抱えてギロチン。サムズアップして大丈夫とアピールするアブバカル。ハーフ。しかしガードに戻したオマルガジエフ。ギロチン外れた。アブバカルが上に。密着したままパウンドを入れる。パスを狙うアブバカル。上半身を起こして立ったオマルガジエフ。投げを狙ったがこらえるアブバカル。ホーン。

1Rアブバカル。

2R。バック肘を出したオマルガジエフ。プレスしたアブバカル。パンチを出すと、オマルガジエフのパンチをかいくぐりタックル。スタンドバックに。テイクダウン狙い。が、オマルガジエフが片手を着いた状態で頭部に膝を入れ反則。手のひらが完全にマットについているので明らかに反則なのに蹴ってしまったアブバカル。ダメージはなかったため、注意のみで続行。オマルガジエフがパンチからタックルに入るが潰され下に。亀になったオマルガジエフからバックを取るアブバカル。ハーフバックから仰向けにしてバックマウント。しかしオマルガジエフ反転して上に。足を狙ったが、上になったアブバカル。オマルガジエフティーピーチョークを狙ったが外れる。背中を向けて立とうとするオマルガジエフ。自ら下になり足を狙っていくが、ハーフで押さえ込まれた。ホーン。

2Rアブバカル。

3R。アブバカルのローでバランスを崩したオマルガジエフ。ジャブを入れるアブバカル。四つになるが離れる。打撃で行くアブバカル。ジャブ、カーフキック。オマルガジエフもワンツーを返す。時計をガン見するアブバカル。パンチの打ち合いだが両者疲れてきている。パンチで出たオマルガジエフにアブバカルタックル。がぶったオマルガジエフ。アブバカル立って離れた。疲れたグラップラー同士の打撃戦。パンチが入りバランスを崩したオマルガジエフ。今度はオマルガジエフタックル。アブバカルがぶる。また片手をマットについているオマルガジエフ。さすがに膝は打たないアブバカル。タックルで押し込むと足首をつかんだ。しかし抜かれた。スタンドへ。両者バテバテ。最後にまたタックルに入るが切られてタイムアップ。

29-28×2、30-27でアブバカル勝利。

2勝1敗としたアブバカルだが、0勝1敗の相手にスッキリしない勝利で、今後に不安が残る。

オマルガジエフもテイクダウンを奪えない相手には武器がなかった。テイクダウンもそこまで強くないので、このままだと厳しい。

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