UFC281:第2試合・フリオ・アルセ vs. モンテル・ジャクソン

バンタム級

UFC5勝3敗(バンタムでは2勝1敗)のアルセ。ニューヨーク在住のジモティで、アマチュアボクシングのゴールデングローブ王者。14歳の時に90kgあり、ダイエット目的でタイガー・シュルマンMMAでトレーニングを始めたのがMMAファイターになるきっかけだった。

ジャクソンはグレコローマンレスリングがバックボーンで、オリンピックを目指していたが、断念してMMA転向。UFC戦績5勝2敗となかなかのアベレージ。負けた相手は現ランカーのリッキー・シモンと、現Bellator10位のブレット・ジョンズ。いずれもテイクダウンを何度も奪われて敗れている。

ジャクソン組んでボディロックしケージに押し込む。押し込みながら膝を入れるとローブロー。レフェリー口頭で注意するが、ダメージはないと見てそのまま続けさせる。ダメージなくても一旦ブレイクさせるものでは?テイクダウンをねらっているジャクソンだが、ケージを背負ってこらえるアルセ。ブレイク。プレスするアルセ。ジャクソンケージを背負い気味だが、アルセが出たところにパンチを合わせていく。残りわずかでアルセが逆にボディロック。テイクダウン。ホーン。

僅差の1R。最後のテイクダウンは特に影響がなかったし、ジャクソンのラウンドと思ったが、テイクダウンを評価してのアルセという可能性もある。

2R。アルセがプレスしてき、ジャクソン下がり気味。ケージを背負う。詰まったところでパンチを入れたアルセ。ジャクソンのパンチをヘッドムーブでかわすアルセ。下がりながらジャブを入れるジャクソン。リーチで勝るジャクソンがパンチをヒットさせていく。ジャクソンシングルレッグで飛び込むと、ケージに押し込んでボディロック。スタンドバックに回った。残り1分。アルセ正対したがケージに押し込むジャクソン。ホーン。

2Rジャクソン。

3R。アルセパンチでガンガン出るが、ジャクソン下がってパンチを当てていく。出たところにカウンターでジャブが入ってアルセダウン!ジャクソンインサイドからパウンド。腕が長く、ガードの中から顔面を捕らえている。三角を狙ったアルセだがディフェンスしているジャクソン。ガードのアルセの足を畳んで上から押さえるジャクソン。アルセシッティングガードにして立ち上がった。またパンチで出ていくアルセだが、足元がふらついている。ジャクソン冷静に距離を取りパンチを入れる。残り1分。アルセが出てきたところに組み止めてケージに押し込んで時間を使う。アルセ振りほどいて出て行くが、パンチは届かずタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でジャクソン勝利。

リーチを活かし、距離を取って打撃を入れていく展開をアルセは崩せず。

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