UFC3勝4敗のモラレス。レスリング・ボクシングがバックボーン。軽量級ながら倒せるパンチを持っており、ルイス・スモルカにはパンチで豪快にKOしている。しかし前戦ではスタンドのパンチをジョナサン・マルチネスにかわされる展開が延々続いてのフルマーク判定負け。ランキング11位のリッキー・シモンはいとこ。
ジョーンズはUFC3勝2敗。こちらもレスリングがバックボーン。2試合連続KO勝ち・2連続ファイト・オブ・ザ・ナイト受賞していたが、2月の前戦はジョン・カスタネーダ相手にスタンドでプレスされつづけ、最後はパンチ連打でダウンを奪われての肩固めで完敗。
見合いが続く。待っているジョーンズに、間合いに入れないモラレス。大会場ならブーイングの嵐。1R前半のヒット数がモラレス1・ジョーンズ3。少し詰めてきたジョーンズ。モラレスは牽制のジャブ・前蹴り。お互い間合いに入らないまま残り1分。どちらもここからラウンドを取りに行くのではなく、落とすリスクで攻められないのか。ジョーンズの右が空振り。残り30秒でジョーンズタックル。切られると離れる。右オーバーハンドを振ったジョーンズ。ジャブにジャブを返すとパンチを打ち込む。両者のパンチがヒット。ホーン。
ヒット数は五分。強いて言うなら、攻める姿勢を見せたジョーンズか。
2R。どちらも明確にラウンドを落とさなかったことで、2Rもまた見合いが続く。両者ジャブでの牽制。ジョーンズシングルレッグ。ケージで耐えるモラレス。離れた。モラレス詰めてきた。右をヒットさせるが、ジョーンズのアイポークでタイムストップ。再開。ジョーンズプレスする。ケージまで下がらせた。パンチ連打を入れると、モラレス組んで入れ替えて離れる。腹に前蹴りを入れるモラレス。ジョーンズの連打がヒット。残り1分。ジョーンズワンツー。またシングルレッグ。ケージで耐えるモラレス。残り1秒でテイクダウン。ホーン。
2Rジョーンズ。
3R。少なくとも3Rは取りに行く必要があるモラレスだが、相変わらず出ていけない。出るなと言われているのか、出ると言われているのにできないのか。ジョーンズシングルレッグ。こらえたモラレス。左ミドルを入れたモラレス。アウトボクシング。前蹴り。手数は増えているが、倒しには行ってない両者。ジョーンズまたタックル。切られた。左ミドルを入れたモラレスだが、ジョーンズも右を当てる。またタックルへ。モラレスケージで耐えて離れた。また前蹴りを入れる。残り1分。ジョーンズまたまたシングルレッグ。ケージで耐えるモラレス。膝を着かせてスタンドバックに着いたジョーンズ。タイムアップ。両者勝利アピール。
判定30-27、29-28の3-0でジョーンズ勝利。
コールまでずっと勝利アピールを続けていたモラレスだが、勝者が告げられると苦笑い。
どちらも(勝手に)自分が勝っていると計算して攻めない塩試合。微妙なラウンドならむしろ落としている可能性があるとして攻めた方がいいと思うのだが。