UFCが選手やチームに試合へのギャンブル行為の禁止を通達(2022年10月21日)
『UFC Fight Night 214: Rodriguez vs. Lemos』速報(2022年11月06日)
こちらの続報。
Ontario commission bans betting on UFC fights due to concerns over ‘integrity requirements’ https://t.co/jxbJFDj65c pic.twitter.com/OorkNa6TFd
— MMAFighting.com (@MMAFighting) December 1, 2022
カナダのオンタリオ州がUFCのスポーツベッティングを健全性の条件に違反している懸念があることから禁止することを発表。声明によると「オッズ操作、八百長、およびその他のスポーツ賭博の健全性の問題」から保護することを目的とした「登録者の基準」の支持によるものとのこと。また、「UFCインサイダーによる賭けの可能性や、他の管轄区域での疑わしい賭けパターンの報告を含む、疑惑の事件を知った」とのことですが、具体的な内容については明かされていません。
ただし、MMAFightingによると11月5日にUFC APEXで開催された『UFC Fight Night 214: Rodriguez vs. Lemos』で行われたダリック・ミナー vs. シャイーラン・ヌアダンビクのオッズで不可解な動きがあったとのこと。試合の数時間前にヌアダンビクのオッズが一気に-220(1.45倍)から-420(1.24倍)になったそうです。試合はミナーが左ローキックを打った際に負傷し、そこにヌアダンビクが跳び膝を入れて1ラウンド1分07秒、ヌアダンビクがTKO勝ちしましたが、実際はミナーが試合前から左足を負傷していたのではないかと見られているとのこと。ミナーや関係者はこの疑惑を否定しています。
Alberta becomes second Canadian province to ban UFC betting amid concerns of impropriety https://t.co/hQL7HRu4LX
— MMA Junkie (@MMAJunkie) December 2, 2022
その後、同じくカナダのアルバータ州もUFCのスポーツベッティングの禁止を発表しています。
UFC announces James Krause suspension in Nevada, cuts Darrick Minner https://t.co/t6KK9ufo7S pic.twitter.com/8Ru0HOqq9N
— MMAFighting.com (@MMAFighting) December 2, 2022
Darrick Minner(Sherdog)
その後UFCはダリック・ミナーをリリースしたとのこと。3連敗だったので、いずれにしてもリリースされていた可能性はありますが、「疑惑の選手」になったことで今後の活動に支障が出そうです。
James Krause(Sherdog)
また、ミナーのコーチであるジェームス・クラウスは調査結果が出るまでUFC出入り禁止になったとのこと。今後クラウスのジムで練習を続ける選手も調査結果が出るまでUFCへの出場が禁止されるそうです。クラウスはネバダ州のライセンスも調査結果が出るまで一時停止されます。
ただし、明日開催の『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でフランシス・マーシャルと対戦予定のマルセロ・ロホは出場が許可されたとのこと。続きを読む・・・