UFC on ESPN+74:第2試合・ダビッド・ドボジャーク vs. マネル・ケイプ

フライ級。ドボジャーク9位、ケイプ12位。

チェコの墓掘り人・ドボジャークは前座でノーランカー相手に3連勝してランキング入り。ランカーとの初対戦となった前戦では、マネル・ケイプに僅差判定勝ちしたマテウス・ニコラウと対戦。ニコラウがサークリングして逃げ続け、近づいてきたところにカウンターを入れる戦法に嵌り、3R終盤上になったものの、攻めが足りずに判定負け。格闘技を始める前は、17歳までチェスをしていた。

RIZINバンタム級王者ケイプはUFCデビューから2連続微妙な判定負けで、ユニファイドルールの判定基準に対応できていないようにも見えたが、そこから2試合連続KO勝ち。4月に予定されていた試合は、ごく少量の禁止薬物が検出され、ネバダ州の基準により試合消滅。追試を受けることで試合に出ることは可能となったが、6月に組まれたホジェリオ・ボントリン(大晦日RIZINで元谷と対戦予定)戦では、ボントリンが計量当日に減量による体調不良で病院に運ばれ、またも試合消滅。結局1年のブランク明けとなる。

ドボジャーク警戒して周りを回る。ケイプが詰めてくると距離を取る。ノーガードで挑発するケイプ。ドボジャークがパンチを出すが間合いが遠くヒットせず。カーフキック。構わず詰めるケイプ。右を一発入れて詰めたケイプだが、ドボジャークまたサークリングで離れる。出てきたケイプにドボジャークがカウンターの右。さらに出るがドボジャークタックル。テイクダウン。サイドについたがガードに戻すケイプ。下から肘。起き上がりパウンドを入れたドボジャーク。ケイプが下から仕掛けると担ぎパスへ。ハーフになるが、ケイプ下からキムラに抱える。クラッチして防ぐドボジャーク。外れてスイープ!そのままキムラで極めていく!腕が逆向きに曲がっているがホーンまで耐えたドボジャーク。が、肩を抱えているドボジャーク。痛めたか?

1R最後のキムラでケイプ。

2R開始前にドクターチェックが入り、腕を動かして兵器だとアピールするドボジャーク。続行。詰めてワンツーを入れたケイプ。ドボジャーク、キムラを取られた左腕が下がったままのデトロイトスタイル。組もうとしたドボジャークだが、引き剥がしてパンチを入れたケイプ。パンチも右しか振らないドボジャーク。ケイプワンツー。出てきたドボジャークに膝。ケージまで詰めて右を打ち込む。右フックでダウン奪取!鉄槌。足でディフェンスするドボジャークだがサイドについてまた鉄槌。足で何とかディフェンスしているドボジャーク。ケイプ立ってこいとアピールしブレイク。出たケイプが左右のボディをヒット。タックルに入るドボジャークだが切られる。ケージに詰めてボディ・顔面にパンチの連打。が、ケイプのバック肘に合わせて組み付いてバックに。チョークを狙ったが時間がない。ホーン。

2Rケイプ。10-8あってもおかしくない。ドボジャーク、やはり左腕がちゃんと使えていないか。

3R。左右のパンチを振り回すドボジャークだが、ケイプ下がってかわす。ドボジャークが出ていく。バックスピンキック不発。右がヒット。ケイプちょっと逃げ切り狙いで守りに入っているか。ドボジャーク出てきた。が、ケイプのカウンターのアッパーがヒット。ドボジャークの鼻ポークがありタイムストップ。再開。また出るドボジャーク。右を放つ。またノーガードを見せるケイプ。ドボジャークタックル。切ったケイプ。ケイプまたボディにパンチを打ち込む。ドボジャークの右がヒット。ケイプもう倒しに行かず逃げ切りに。残り1分。ドボジャーク組んでケージに押し込む。ケイプ膝を入れる。離れた。ドボジャークワンツー。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でケイプ勝利。

が、2Rまでの展開を見ていたら、3Rは逃げ切りを図るのではなくフィニッシュを狙ってほしかったところ。1Rも最後にキムラに捕らえるまでは取られていたし、楽勝ではなかった。

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