UFC on ESPN+74:第1試合・セルゲイ・モロゾフ vs. ジャーニー・ニューソン

バンタム級

カザフスタンモロゾフはUFC2勝2敗。負けた相手はウマル・ヌルマゴメドフとダグラス・シウバ・デ・アンドラジ。アンドラジ戦は序盤にダウンを奪い、2Rにテイクダウンからバックマウントを奪われ、最後はチョークで落ちて一本負け。前戦はバンタム級1勝1敗のハウリアン・パイバ相手に、接戦の末判定勝ち。

ニューソンはUFC1勝2敗1NC。ノーコンテストになった試合はKOしたが試合後にマリファナが検出されたためであり、戦績としては2勝2敗でモロゾフと同じ。護身のために始めた柔術がバックボーン。テコンドーの経験もあり、前回はパンチで劣勢な展開から、2R以降蹴り主体に切り替えて判定勝ち。

ジャブで出るモロゾフ。ニューソンはハイで牽制。詰めていくモロゾフにニューソンはバックスピンキックを放つが空振り。前に出ているモロゾフだが、手は出ていない。モロゾフが間合いに入ったところでニューソンが打撃を入れる。モロゾフケージまで詰めてタックル。テイクダウン。片膝を突いて背中を向けたニューソン。立ったがモロゾフが足をかけて倒した。ニューソンまた立つ。スタンドバックからテイクダウン狙い。バックから頭部に膝。ニューソン払腰で投げた。立ってスタンドへ。ジャブを入れるニューソン。ニューソンの飛び膝とモロゾフのバック肘が相打ち。ホーン。

1R手数ではややニューソン。モロゾフがバックコントロールしていた場面もあったが、コントロールのみでダメージを与える展開が少なかったので、どちらに入るかは微妙。

2R。また蹴りで先手を取るニューソン。出てきたモロゾフに右を打ち込みヒット。前蹴り。ジャブのれんだから右を出したモロゾフだがバックステップでかわされる。しかしモロゾフまたタックルへ。テイクダウン。スタンドバック。バックから膝を入れる。また投げを狙い膝を着かせる。正対しようとしたニューソンだが向き合えないまま時間がすぎる。立っても投げで崩される。モロゾフはコントロールしながらケツに膝を入れていく。バックのままホーン。

2Rモロゾフ。バックコントロールが強い。ニューソンは自力で抜け出せず。

3R。また蹴っていくモロゾフ。前に出て右をヒットさせる。大振りのパンチを振り回すが空振り。モロゾフまたタックル。ダブルレッグで抱えあげてテイクダウン。上四方で押さえ込んだ。ニューソン立とうとしたが両足フックし仰向けに倒してバックマウント。ニューソン足のロックを外して脱出。しかし立った直後にモロゾフすぐタックルからスタンドバックへ。投げを狙ったニューソンだが潰されて失敗。またスタンドバックへ。クラッチを切って正対しようとしているニューソン。ようやく正対したがモロゾフが脇を差して投げをしかけてまたスタンドバック。振りほどいて離れたニューソンだが、もう1分を切っている。KOが必要なニューソン。しかし出ようとするとモロゾフ距離を取る。さらに出たところにタックルを合わせたモロゾフ。バックについた。ニューソンスクランブルから足関を狙ったがタイムアップ。

100%勝ってないと思っているのにガッツポーズするニューソン。

判定30-27、29-28×2の3-0でモロゾフ勝利。

バックコントロールが強かったモロゾフ。そこから先のフィニッシュを狙う動きが少なかったのは課題か。

ニューソンは逆にバックから抜け出せず。最後も大振りのパンチは見切られていた。

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