UFC283:第6試合・シャミル・アブドゥラヒモフ vs. ジャイルトン・アウメイダ

ヘビー級。アブドゥラヒモフ15位。

40歳のアブドゥラヒモフは2年の欠場期間を挟んで現在3年間勝ち星なし。欠場からの復帰初戦はクリス・ドーカスにKO負け、前戦はセルゲイ・パブロビッチに1Rアッパーでダウンを奪われ、最後はパウンドでKO負け。アウメイダ戦は昨年の9月と10月に組まれていたが、いずれも流れている。散打ではロシア王者になっている。

昨年ブレイクしたファイターの1人・アウメイダ。ライトヘビー級の体格で、実際UFCデビュー戦はライトヘビー級だったが、ヘビー級でも勝利し現在3試合連続1Rフィニッシュ勝利。サッカー選手志望だったが、家庭の財政状況でサッカークラブに入ることができず、ボクシングと柔術を始めた。

計量ではリミットスレスレのアブドゥラヒモフに対し、アウメイダ105kgで約15kgの体重差がある。しかし、アブドゥラヒモフは同じく105kg程度しかないクリス・ドーカスにスピードについていけず2RKO負けしており、その時と同じくスピードについていけないと思われているのか、オッズは今大会一番の大差でアンダードッグ。

すぐに距離を詰めたアウメイダがタックル。ダブルレッグでテイクダウン。アブドゥラヒモフ立ったが、ボディロックを取られていてすぐまた倒された。マウントを取りかけたがアブドゥラヒモフハーフにして下からキムラを狙う。が、マウントに。アブドゥラヒモフパワー差で下から押してマウントを解除するが、バックに回ったアウメイダ。正対しようとするアブドゥラヒモフだが、アウメイダなおもマウント。マウントをキープするアウメイダ。パウンド。肩固めを狙うが防いだアブドゥラヒモフ。肘を落とすアウメイダ。ヒットしている。ホーン。

1Rアウメイダ。体格差があり、マウントで押さえ込むのも大変そうだが、それでも返させないアウメイダ

2R。アウメイダが詰めるとケージまで下がったアブドゥラヒモフ。ダブルレッグでテイクダウン。すぐに両足をまたいでマウントの体勢に。背中越しに腕を固定されるアブドゥラヒモフ。亀に。バックから殴っていくアウメイダ。アブドゥラヒモフ亀で殴られるまま。なんとか仰向けになったが、うつ伏せになったところでアウメイダがまたバックに。立とうとしたアブドゥラヒモフの足を払ってグラウンドに持ち込むと、両足フックで体を伸ばしたアウメイダ。バックからパウンド。身動きが取れないアブドゥラヒモフにバックからパウンド連打。打たれ続けるアブドゥラヒモフを見てレフェリー止めた。

アウメイダ、オッズ通りの完勝。ランキングに入るのは確実だが、ヘビー級ではやはり体格差があり、ライトヘビー級がベストに思える。

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