ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:セルゲイ・スピバック、平良達郎、アンシュル・ジュブリ、中村倫也
過去の日本大会でもなかった、日本人ファイターのW受賞。
後半に重量級の試合が並んでいたが、スピバックを除いて動きが悪く、凡戦で盛り下がる結果に(Bellatorから続けて見ていたせいで、集中力の限界に達したのもあるが)。メインもルイスの心が折れるのが早く一方的に終わってしまった。
それに対して、Road To UFCの試合は、どれも選手の必死さが見えていい試合だった。
中村倫也は結果として打撃のみの試合で風間に完勝。風間としては、まず打撃で意識をちらしてからでなければ組みで勝負できないと考えてのことだったかもしれないが、早々にダウンを喫してしまい、組みに行くチャンスがないまま終わった。
圧勝した中村はまだ底が見えないが、他の階級の優勝者は、相手がUFCレベルではない中での試合だったことを割り引いて考える必要がある。本当のUFC初戦でどこまで出来るかが問われている。Road To UFCは今年も開催が予定されているらしいが、優勝者が活躍することで、今後もこの企画が続くかどうかが決まってくるので頑張ってもらいたい。
木下は事実上の初黒星。木下はコンテンダーシリーズを含め、過去にはUFCで戦えるレベルの相手と対戦した経験がなかったのだから、たとえUFCで最下層の選手であっても、楽に戦える相手ではなかった。生き残っていくには成長が必要不可欠だが、まだキルクリフFCに練習環境を移したばかり。あまり試合の機会を焦らずに、十分に準備ができてから次の試合に臨んだほうがいいかもしれない。
平良は完勝でUFC3連勝。なぜ連勝しているのにデビュー戦の相手との試合が組まれたのかはわからなかったが、ボーナスも獲得できたし、もうこのレベルでは相手にならないということの証明になった。次はランカーとの対戦が組まれるはず。