UFC on ESPN+76:第4試合・風間敏臣 vs. 中村倫也

Road To UFCバンタム級トーナメント決勝戦

日本人対決となったバンタム級。風間は全日本柔術・紫帯の部を制してMMAに転向。初戦はキャリアで上回る相手からテイクダウンを奪えず打撃で削られ敗れたが、そこからはすべてフィニッシュ勝利でネオブラを勝ち上がった。現パンクラスバンタム級暫定王者の田嶋からも1Rヒールで勝利。ネオブラ決勝は判定勝ち。昨年1月の石渡伸太郎引退興行でのワンナイトトーナメントも2試合連続1R一本勝ち。しかし、Road To UFC直前のPOUND STORMでは、2R開始直後の飛び膝で失神KO負けした。トーナメントは一回戦中国のマイマイツォヘチをグラウンドに持ち込む展開で判定勝ち。準決勝は相手の体重オーバーにより不戦勝となった。

中村は父が主宰するPUREBRED大宮でレスリングを始め、2017年にU-23世界王者。東京五輪出場がかかった2019年の全日本選手権では決勝で敗れ、引退しMMA転向。MMAマチュアデビューからまだ2年に満たない。Road To UFCでは一回戦グラウンドに持ち込みアメリカーナで一本勝ち。準決勝では野瀬との日本人対決でダウンを奪ってからのパウンドでまたも完勝。無敗で底が見えないだけに、オッズではトーナメントで一番のフェイバリットとなっている。準決勝を前に、所属のLDHマーシャルアーツを離脱してフリーとなった。

試合前の選手コールで笑顔を見せる中村。

すぐに詰めた風間。中村がパンチ・ハイを出すが詰める。しかし右を貰い尻餅気味にダウン!すぐ立つ。だが中村がパンチで出ていく。風間ダメージが残っているか。左がヒットし風間ダウン!追い打ちのパウンドを打ち込むが、風間すでに失神している。KO!

序盤打撃で出た風間だったが、中村は組みに行く前に試合を終わらせた。トーナメントで唯一、3試合連続1Rフィニッシュでの優勝。

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