UFC on ESPN+77:第8試合・ウィリアム・ナイト vs. マルチン・プラフニオ

ライトヘビー級。

ナイトはライトヘビー級最小の178cmだが、バック宙もこなす身体能力の高さを持つ。バックボーンはレスリング。UFC3勝3敗だが、2敗しているここ2戦はUFC史上最大12ポンドの体重オーバーによるキャッチウェイト戦とヘビー級戦。前戦は序盤パンチでラッシュしたがスタミナ切れで失速してしまった。

極真がバックボーンで世界大会にも出場しているプラフニオ。UFCデビューから3試合連続1RKO負けし、そこから2連勝したが、前戦はPFLウィナーのフェリペ・リンスに判定負け。15勝中11KOしているが、顔面のガードが弱点で、パンチを貰うとガードを固めて打たれる傾向にある。

ミドルを入れていくプラフニオ。ナイトは間合いに入れない。プラフニオが遠間から蹴り・ジャブを入れる。打たれるままのナイトだが、飛び込みのタイミングを伺っているのか。プラフニオの右ハイが顔をかすめた。ステップし近寄らせないプラフニオ。出ていかないナイト。ローを蹴るプラフニオ。そのままホーン。

1Rプラフニオ。プラフニオの打撃44・ヒット数21に対し、ナイトは打撃10・ヒット数3。リーチ差があるので詰めていくしかないが、1Rはその様子がなかった。

2R。また遠間からローを入れていくプラフニオ。ケージを背負ったナイトに右ハイ。またロー。効いた。これでは出たくてもステップできないのでは。強いローを返したナイトだがさらに蹴られて足を気にする。ローからハイを入れるプラフニオ。ジャブ。またロー。片足でケンケンしているナイト。プラフニオがパンチ・ローを入れていく展開が続く。ようやく蹴りにシングルレッグを合わせたナイトだが切られた。そしてまたローを蹴られる。蹴りの素振りだけで警戒するナイト。プラフニオ右ハイ。ホーン。

2Rプラフニオ。無策のまま、右足を破壊されてしまったナイト。プラフニオももうフィニッシュに行けそうだが、安全策を続けている。

3R。またロー。キャッチしようとしたナイトだが失敗。ローにパンチを合わせようとするもヒットせず。プラフニオ右ハイ。ロー連打。バックスピンハイキック。蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙ったが倒せず。またローをもらう。ナイトすでに棒立ち。心が折れている。プラフニオはロー、ハイを続ける。ケージを背負って攻撃を受けるのみのナイト。プラフニオも仕留めには行かない。タイムアップ。

三者フルマークでプラフニオ勝利。

プラフニオ勝ったが後半はフィニッシュを狙いに行くべきだった。リスク回避しすぎで、勝っても評価が上がらない試合。

ナイトは身長的に飛び込むしかないはずが最後まで飛び込まず。2Rにはローのダメージが蓄積し、出ようにも出られなくなっていた。勝つ気がなかったと思われても仕方ないほど消極的。

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