UFC285:第1試合・エステバン・リボビクス vs. ロイック・ラジャポフ

ライト級。

アルゼンチンのリボビクスは8月のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFCと契約。26歳で11戦全勝、全フィニッシュ(6KO・5一本勝ち)。本来はUFC1勝1敗のカムエラ・カークと対戦予定だったが、先月末にカークが欠場。急遽タジキスタンのラジャポフがUFCと契約し、代役となる。

ラジャポフはキルクリフFC所属の32歳。戦績16勝4敗1分け。2019年にPFLに出場し、ライト級トーナメント決勝に進出するも、ナタン・シュルチに敗れて100万ドル獲得ならず。2021年もトーナメントを勝ち上がるが、決勝でハウシュ・マンフィオに判定負け。実は、収録が始まるTUF31のキャストに内定していたが、ギルバート・バーンズによると、マクレガーから外されたと言われている。マクレガーは否定しているが、ラジャポフのTUF出場内定→キャンセルは事実のようで、UFCは埋め合わせのために、TUFではなくUFC本戦への出場を決定。欠場選手の代役として、急遽リボクリフとの対戦が決まった。

タジキスタン史上初のUFCファイターは先週の第1試合に出場したヌルーロ・アリエフだが、2週続けてタジキスタンの選手がUFCの第1試合に出場することになる。

いきなりラジャポフの右がヒット!そのまま組んでテイクダウン!リボビクスの立ち際にギロチン。しかし外して離れた。また右を当てていくラジャポフ。遠い間合いからシングルレッグに入ったラジャポフ。ダブルレッグに切り替えて倒した。リボビクス下からキムラを狙う。キムラトラップからバックマウントを狙ったが、ラジャポフ立ってスタンドに。またラジャポフがタックル。テイクダウン。ハーフバックに。向き直ったリボビクスだが、ラジャポフ押し倒して寝かせる。ハーフからパウンド。リボビクス背中を向けて立った。バックを取られた体勢から得意のキムラ。が、ラジャポフリフトして投げた。リボビクス立って離れる。また右を当てるラジャポフ。ホーン。

1Rラジャポフ。

2R。リボビクスがパンチのコンボをヒットさせるがラジャポフタックル。テイクダウン。すぐ立ったがクラッチを放さずまた倒したラジャポフ。ハーフから肩固めをセットし、ハーフの足を抜いたが、その瞬間に亀になって立ち上がったリボビクス。ラジャポフタックルを切られる。ちょっと疲れたか。しかしラジャポフパンチで出てタックル。ダブルレッグでテイクダウン。押さえ込まれる前に立ったリボビクス。ラジャポフ右をヒット。またタックル。切ろうとしたリボビクスだが、片足をつかむとそのまま引き倒したラジャポフ。立ったリボビクスだがスタンドバックに。クラッチを切って引き剥がしたリボビクス。ラジャポフちょっと疲れている。右ボディがヒット。リボビクスパンチ連打を入れるとラジャポフダウン!しかしタックルで凌ぐ。残りわずかだがリボビクスパンチで出ていく。バックスピンキックでしのいだラジャポフ。ホーン。

2Rリボビクス。ラジャポフ体力的にきつい。

3R。パンチで出るリボビクスだがラジャポフの右フックがヒット!さらに右を打ち込んでいくラジャポフ。リボビクスブロッキングで凌ぐ。ラジャポフ、序盤のラッシュに賭けていたのか、明らかに落ちた。疲れているがタックルへ。テイクダウン。リボビクスガード。また下から得意のキムラ。またキムラトラップでバックマウント。反転するラジャポフだがマウント!が、ラジャポフ振りほどいて立った。タックル。テイクダウン。サイドで押さえ込むラジャポフ。リボビクスも疲れがある。立ち上がるとキムラを狙うが、ラジャポフまたリフトして投げる。バックにつこうとしたが、リボビクス振りほどいて立った。パンチを入れるリボビクスだがラジャポフタックル。倒せず。またパンチを入れるリボビクス。ラジャポフまたタックル。四つのままタイムアップ。

第1試合とは思えないハイレベルな戦い。

判定三者29-28でラジャポフ勝利。

テイクダウンと右が強かったラジャポフ。2Rにスタミナが切れた時には終わったかと思ったが、疲れてもテイクダウンし続けて勝利。

初黒星となったリボビクスだが、打撃でダウンを奪い、得意のキムラを極める場面もあって競った試合だった。

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