地元テキサスのピーターソンはUFC3勝4敗と負け越し。通算19勝10敗というのも、UFCファイターとしては珍しいローアベレージ。7戦のうち3度ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。コンテンダーシリーズではバンタム級だったが、UFCではフェザー級に上げたにも関わらず、ここ2戦はいずれも体重オーバー。今回は計量クリアしている。一本勝ちの多いグラップラー。32歳。
ブラジルのアレクサンダーは昨年10月に試合1週間前の代役として緊急UFCデビューしたが、UFC1勝1敗のジョアンダーソン・ブリートに、ハイキックを空振りしてバックにつかれると、そのまま脱出できずチョークで一本負け。初戦は何も見せられなかった。アマキックで100戦以上のキャリアがある(プロでは4勝1敗)。27歳。
アレクサンダーがカーフを入れた。じわじわ出る。ケージまで下がるピーターソン。ピーターソンが組みに来るとすぐに距離を取る。またカーフ。ワンツー。徹底して組ませないアレクサンダー。ピーターソンパンチから出て組もうとするがかわされる。逆にピーターソンが出てきたが、アレクサンダー下がってカーフ。飛び込んできたピーターソンにカウンターの右をヒットさせる。ピーターソン詰めるが手が出ていない。パンチから詰めたがサークリングされる。アレクサンダーが逆に詰めると右ボディをヒット。ピーターソン右ミドル。しかしアレクサンダーがパンチ3連ヒットコンボ。右ボディ。ピーターソンが詰めようとするとすぐに距離を外す。詰めて追いかけていくピーターソンだが、アレクサンダーのカウンターをもらいダウン。ホーン。
1Rアレクサンダー。
2R。ハイ、カーフを蹴るアレクサンダー。パンチもヒット。カーフの連打。出ようとするところにカーフをもらった。スイッチするピーターソン。カーフを効かされたか。アレクサンダーのバックブローをかわして組み付くことに成功したピーターソン。ケージに押し込むが、アレクサンダー引き剥がし離れた。またカーフ。左足が完全に効いてる。またカーフ。引きずっているピーターソン。右ボディ。右ハイ。また右ハイ。またカーフ。あからさまに効いている。出ようとしたピーターソンだがパンチを貰う。右ミドル。詰めてきたアレクサンダーにタックルに入るピーターソン。切られると引き込んだが、アレクサンダー離れて付き合わない。手が出ないピーターソン。詰めても距離を取られ、手を出すことができない。ホーン。
2Rアレクサンダー。追い足もなくなっているピーターソンはジリ貧。
3R。蹴りをヒットさせていくアレクサンダー。またカーフ。ミドル。ワンツー。カーフ。ピーターソンが飛び込んでパンチを出すが、バックステップされ空振り。前に出て左ミドルを出したピーターソンだがローブローに。再開。ピーターソン詰めてケージに押し込み組み付いた。シングルレッグ。片足でこらえるアレクサンダー。足の踏ん張りがきかないのか、下になってしまったピーターソン。アレクサンダーパウンド。連打を入れると立った。寝たまま攻めてこいとアピールするピーターソンのボディに踵落とし。離れた。ブレイク。スタンドで出たピーターソンにワンツーがヒットしピーターソンダウン!またボディを踏みつけるアレクサンダーだが離れた。飛び込もうとするピーターソンに飛び膝がヒット。効いてないとアピールするピーターソン。挑発しつつ出ていくがアレクサンダーの打撃をもらう。タイムアップ。
判定三者フルマークでアレクサンダー勝利。
ピーターソンはグローブを置いた。引退を表明。
前回は即組まれて何もできずに敗れたアレクサンダーだが、今回は得意の打撃、特にカーフキックを有効に使って完勝。あそこまで行ったらフィニッシュを狙って欲しかったが。