フライ級。
メキシコ出身のアルタミラノは開催地のテキサス在住。UFCデビュー戦はスプリット判定負け。昨年8月の2戦目は次の試合に出場するダニエル・ラセルダと対戦し、パンチでダウンを奪われたが、直後にテイクダウンを奪うと立ち上がったところからパウンドを落としていってKO勝ちでUFC初勝利を挙げた。32歳。
ブラジルのサルヴァドールは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。10月に早速デビュー戦が組まれたが欠場。12月に仕切り直しで組まれたデビュー戦では、相手のダニエル・ラセルダが3ポンドオーバーした上に、ドクターストップがかかり試合消滅。今回、次の試合にダニエル・ラセルダは出場するが、シウバに勝ったアルタミラノとの対戦となる。キャリア14勝4敗で、14勝のうちKOが13、一本勝ちが1の全フィニッシュ勝利。コンテンダーシリーズでKO勝ちした際には、勝利直後にダナ・ホワイトがケージに入って勝利を祝福するという異例の行為を見せるほどインパクトを残した。母親がアマンダ・ヒバスの父親のジムで働いていたことをきっかけにしてトレーニングに誘われたのがMMAを始めたとのこと。フライ級で179cmの長身。26歳。
長身のサルヴァドール。トリッキーな蹴りを見せる。アルタミラノが組んでいくが自ら離れた。またタックル。受け止めたサルヴァドール。離れるアルタミラノ。左ボディを入れるサルヴァドール。サルヴァドール、打撃がかなり大振り。アルタミラノタックル。今度はタイミングが良く来れずに下になったサルヴァドール。ガード。アルタミラノがインサイドから殴っていく。ケージ際に移動し頭をケージに押し付けるアルタミラノ。サルヴァドールはケージを使って立つ。オーバーフックで払い腰を狙ったが投げられず離れた。センチャイキックを見せたサルヴァドール。さらにスライディングカーフキック。サルヴァドール、自らケージ際に移動し来いとアピール。アンデウソンリスペクトか?しかし付き合わないアルタミラノ。サルヴァドール大振りのパンチで出るがアルタミラノシングルレッグ。こらえつつパンチを入れるサルヴァドール。ホーン。
1Rアルタミラノ。
2R。サルヴァドールスライディングカーフ。大振りのパンチで出る。サルヴァドールのバック肘に合わせて組み付いたサルヴァドールがテイクダウンを狙うが倒せず。振りほどいて離れたアルタミラノ。サルヴァドールが出るタイミングでタックルをあわせたが、サルヴァドールはオーバーフックからの投げで凌ぐ。ケージに押し込むアルタミラノ。サルヴァドール内股で投げたが、勢いが付きすぎて立たれる。しかしまた内股で投げた。しかしグラウンドにこだわらず立つ。また大振りのパンチを打ち込むサルヴァドール。左ミドル。アルタミラノのタックルは止められる。出てくるサルヴァドール。アルタミラノ後退。残り1分。首を振ってパンチをかわそうとするアルタミラノ。しかし圧されている。アルタミラノハイ。ホーン。
2Rは僅差。ヒット数ではアルタミラノだが、下がってもらっているので印象が悪い。
3R。パンチで出たアルタミラノがタックル。テイクダウン。サルヴァドールのガード。下から足で距離を作り立った。アルタミラノのバックブローにハイを合わせた。ヒットしスリップダウンしたアルタミラノだがタックルで凌ぐ。離れた。アルタミラノシングルレッグから軸足を刈ってテイクダウン。ケージに首を押し付けてパウンド。肘。立ったアルタミラノ。四つから膝を入れる。サルヴァドール雑に投げを狙うが倒せず離れた。またセンチャイキックを見せるサルヴァドール。アルタミラノのバックブローがヒット。タックル。しかしこれは切られた。出て大振りのパンチを振るうサルヴァドール。頭を下げたアルタミラノに膝。大振りの左。顔面にヒット。アルタミラノ下がる。バックブロー。またバックブローを放つがスリップダウン。タイムアップ。
三者29-28でアルタミラノ勝利。
サルヴァドールはすべての攻めが雑。アグレッシブで派手なので、観客は盛り上がるかもしれないが、これでは安定した成績は望めない。