PANCRASE331:セミファイナル・ライカ vs. 渡邉史佳

女子フライ級。

元ボクシング世界王者ライカだが、48歳で3年半勝ち星なし。昨年11月に初参戦した修斗では、キム・ソユルに2Rチョークで一本負け。

OOTA DOJOの渡邉はプロデビュー戦。昨年の全日本修斗女子バンタム級(3人参加)で優勝。ボクシングのプロライセンスも取得している。バックボーンはテニスで4,5歳から大学まで続けていて、格闘技とは無縁だった。23歳。

遠い間合いで両者打撃がヒットしない。ジャブ・ローで牽制する両者。リーチで勝る渡邉がジャブを刺していく。ライカ間合いに入れない。飛び込むライカだがかわした渡邉。ジャブを入れていく。詰めるライカだが組ませない渡邉。ホーン。

ジャッジ三者渡邉。この展開のままだとライカは勝てないが、攻めを変えることは出来るのか。

2R。ステップしつつジャブを入れる渡邉。左右の連打をヒット。打ち合いでも渡邉が押している。渡邉クリンチして押し込もうとしたが、無理せず離れる。間合いを詰める渡邉。ライカのパンチもヒットしているが、撃ち合える自信が持てたのか下がらない渡邉。しかしライカのジャブもヒットしている。渡邉組んでケージに押し込もうとする。回って押し込ませないライカ。離れた。渡邉パンチのラッシュで出た。連打を入れて離れる。パンチの連打から組み付いた渡邉。ケージに押し込ませないライカだが、渡邉放すとパンチラッシュ。パンチ・ローを入れる渡邉。ライカ2R序盤のジャブがヒットしなくなっている。ホーン。

2R二者ライカ、一者渡邉。渡邉があれだけ攻めていてライカに入るのか。

3R。渡邉タックルへ。ダブルアンダーフック。入れ替えるライカだが、渡邉またケージに押し込む。ボディへの膝の打ち合い。離れた。渡邉今度はレッグダイブ。テイクダウン。ライカ寝かされずにケージまで移動。立ったがバックに着いた。振り返ってパンチを入れたライカだが、渡邉すぐタックルへ。テイクダウン。しかしライカ寝かされずに逆に上を取って押さえ込む。渡邉亀になり立とうとしたが、バックを取ったライカが投げて膝をつかせる。バックマウント。チョークへ。足のロックを一本外した渡邉。残り30秒で正対。ライカ立った。スタンド。両者パンチを振り回す。タイムアップ。

29-28ライカ、29-28渡邉、29-28ライカ。スプリットでライカの勝利。

3Rは三者イカ。2Rの差がそのまま勝敗に直結した。

しかし渡邉はプロデビュー戦でキャリアの差がある相手に打撃で真っ向勝負し、打撃だけでなくタックルも仕掛け、最後まで攻め続けた。今後期待できる選手。

イカ「パンチで勝ちたかったが相手もボクシングが巧かった。私自身まだまだなんで、これを機会にステップアップしていきたい。これからもよろしくお願いします」

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