UFC on ESPN44:メインイベント・マックス・ホロウェイ vs. アーノルド・アレン

フェザー級。ホロウェイ2位、アレン4位。

フェザー級不動のランキング1位だったホロウェイだが、ヤイール・ロドリゲスが暫定王者になったことで2位に転落。ロドリゲスにも勝っていて、ヴォルカノフスキー以外には絶対負けないマンのホロウェイではあるが、前回の3度目の対戦はフルマークの判定負けで初の完敗。もうヴォルカノフスキーに勝つイメージが持てなくなってしまった(もっとも、マカチェフ相手にも互角に近い試合をするヴォルカノフスキーが強すぎるだけなのかもしれないが)。ここで4位のアレンに勝ったとしても、ヴォルカノフスキーが王者のうちはなかなかタイトル挑戦のチャンスは回ってこないだろう。かといって負けるわけにもいかない。

イギリスのアレンはUFCデビュー以来10連勝中。10勝以上の選手で勝率100%は、UFC史上ハビブ・ヌルマゴメドフとアレンだけ。もちろん、負けた瞬間にこの記録は途切れるが。フェザー級の連勝記録はホロウェイが持っている13が最多、継続中の記録としては、前回ライト級で敗れた王者ヴォルカノフスキーもフェザー級10連勝でタイ。ストライカーではあるが、相手をKOしたのはダン・フッカー戦のみ(ケイター戦はケイターの自爆負傷によるTKO)で、打撃でリードしても判定勝ちが意外に多い。そのためか上位ランカーとの対戦が前回のケイター戦まで組まれなかった。しかし今回勝てば、次の挑戦者候補に大きく前進する。

アップライトに構えて詰めていくアレン。ロー。ミドルを入れたがローブロー。顔をしかめるホロウェイだが再開。飛び込んでパンチ連打を入れるホロウェイ。左ハイ。アレンは飛び込んでくるところに左を合わせた。ワンツーを入れたホロウェイ。常に連打を放っている。アレンのパンチに左ミドルが相打ち。ワンツーを入れたホロウェイ。アレンの右ハイは空振り。また飛び込んでワンツー。残り1分。アレンのワンツーに左を返したホロウェイ。ホロウェイ左ハイ。また飛び込んでワンツー。カウンターを狙っているアレン。ホーン。

1R手数でホロウェイ。

2R。アレン圧を強めてきた。飛び込んでワンツー。ホロウェイのジャブに左の強打を返しヒット。徐々に本領を発揮してきた。飛び込んでワンツー。ホロウェイカーフキック。また左オーバーハンドを入れるアレン。出てくるアレンに右を合わせたホロウェイだが、アレンなおも詰めてくる。ジャブで距離を測るホロウェイ。飛び込んできたアレンにパンチをヒット。ホロウェイワンツーボディ。残り1分。ホロウェイ右ミドル。いい音がした。さらにワンツー。右から右ハイ。バックスピンキックは空振り。ホーン。

2R前半アレン、後半ホロウェイだが、後半の印象が強いか。

3R。詰めるアレンにジャブを当てるホロウェイ。ホロウェイのれんだ。まっすぐ下がったアレンだがもらった。アレンの左を肘でブロックして左ボディを入れるアレン。アレンワンツー。またワンツー。ホロウェイの左ハイを肘でブロックして飛び込み左を入れる。ホロウェイ右ミドル。飛び込んでワンツー。アレン右ボディ。左は空振り。ホロウェイカーフキック。残り1分。両者のパンチが交錯した。左を放つアレンにホロウェイは右ミドル。また右ミドル。ホロウェイバックブロー。ホーン。

3Rホロウェイ。ジャッジによっては2Rアレンに入れている可能性もあるので、場合によってはアレンはKOしないと勝てない。

4R。詰めるアレンに関節蹴りを入れるホロウェイ。アレン左ハイ。アレン詰めて行くがサークリングで圧をかわすホロウェイ。バックスピンキック。ホロウェイ連打をヒット。アレンもボディを返したが連打を返すホロウェイ。左ミドル。ホロウェイ左からボディストレート。アレンがホロウェイの蹴り足を掴んで倒しにいき、ケージまで下がったところでハイを入れていく。ホロウェイ右ミドル。アレン飛び込むもかわされる。残り1分。ホロウェイバックスピンキック。かがんでかわしたアレン。ホロウェイ右ハイ。ホーン。

4Rホロウェイ。

5R。前に出てきたアレン。左右のパンチを打ち込む。左がヒット。一瞬動きが止まったホロウェイだが、アレンが飛び込むとサークリングでかわす。ホロウェイバック肘。アレンどんどん出ていく。やや動きが落ちてきたアレン。四つに組むとケージに押し込む。引き剥がすホロウェイ。アレンの左に左ミドルを返すホロウェイ。ワンツーハイを放ったアレンだがホロウェイブロック。なおも打撃を打ち込んでいくアレン。入ってくるところに右ミドルを入れるホロウェイ。アレン飛び込んで左右のパンチ。またミドルを入れたホロウェイだが、アレンは軸足を蹴り払ってスリップダウンさせる。ホロウェイの立ち際にハイ。残り1分。アレン組んでボディロック。しかし差し返したホロウェイ。最後に離れた。アレン踏み込んで膝から肘!しかしホロウェイの左がヒット。さらに出ようとしたアレンにパンチを打ち込む。膝を着いたアレン。タイムアップ。

49-46×2、48-47の3-0でホロウェイ勝利。またも上がってくるコンテンダー候補を潰した。

アレンのUFCデビュー以来の連勝は10でストップ。

 

アレンに入れたラウンドは三者とも最終ラウンド。最後に効かせて手をつかせたホロウェイだったが、それまでのアレンの攻めが優勢と見られた。48-47に入れたジャッジは2Rもアレンに入れている。

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