・ファイト・オブ・ザ・ナイト:ビル・アルジオ vs. T.J.ブラウン
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:エジソン・バルボーザ、ブランドン・ロイバル、ギリアン・ロバートソン
メインはまたもホロウェイが上がってくるプロスペクト潰し。唯一落とした5Rも、玉砕覚悟で攻めてきたアレンに対し、判定での勝ちは動かない状態で、無理をせず流して落としたものだし、最後にはカウンターでダウンも奪っていた。
強すぎるが、さらに強すぎるヴォルカノフスキーが王者というのが不幸。階級を変えるにしても、バンタムはさすがに無理だし、ライト級はそのヴォルカノフスキーに勝ったマカチェフが王者で、以前ポイエーと対戦した際には完敗だった。この状態で、よくモチベーションが続いている。
アレンは5Rの経験が少なすぎた。試合のペース配分がつかめず、ようやく全力を出したのは、判定負けが決まってからの5R目。この点では何度もフルラウンドを戦っているホロウェイが上手だった。せめて2R目まで取れなかったところでラッシュをかけられたら良かったが…結局最後はカウンターでダウンをしていたので、勝敗は変わらないかもしれないが、経験をかなり積まないと再戦しても同じ結果だろう。次はトップに跳ね返された者同士でブライアン・オルテガと見たい。
プレリムで組まれたフライ級トップランカー対決はロイバルが快勝。間違いなく次期挑戦者の有力候補だが、フライ級タイトルマッチが行われる7月のUFC290では、前王者デイブソン・フィゲイレードとマネル・ケイプの対戦も組まれていて、この試合の勝者も、試合内容次第ではタイトル挑戦の候補になりそう。