フェザー級だったが、ゴミスが1ポンドオーバー規定をさらに1ポンド上回り、147ポンドのキャッチウェイト戦に。
マーシャルはカート・ペリグリーノの弟子で、昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利し、12月にUFCデビュー。UFC0勝2敗のマルセロ・ロホに対し、2Rにパンチからダウンを奪い、パウンドで意識を飛ばしてKO勝ち。しかしKOはこれが初めてで、ローカル時代は4度チョークで一本勝ちしている。ここまでキャリア7戦全勝の24歳。
フランスのゴミスは昨年9月のパリ大会でUFCデビュー。MMA禁止だったフランスで、パウンド禁止の疑似MMAでキャリアを積んだ後、ケージウォーリアーズやUAEウォーリアーズなどのフィーダーショーに出場し、UFCとの契約を果たした。バックボーンはムエタイで、UFCデビュー戦は同じくデビュー戦となるオランダのヤルノ・エレンスにテイクダウンから上を取る展開だったが、3Rに下からの三角に捕まり大ピンチに。タイムアップ間近で脱出し、2-0で判定勝ち。初戦は地元補正でメインカードだったが、今回は第2試合という扱い。散打ベースのストライカー。25歳。
出てくるマーシャルだが、ゴミスは遠い間合いをキープ。左ミドルを入れたが、同じタイミングで放ったマーシャルの右ストレートがヒット。また右を打ち込むマーシャルに組んだゴミス。マーシャルケージに押し込むが、引き剥がし離れる。ゴミス前蹴り。マーシャルがパンチで出るが距離を取られ空振り。ゴミス左ハイ。圧を強めるマーシャル。ゴミスはサークリング。コンタクトがないまま、残り1分でマーシャルタックル。ケージに押し込むが、ゴミスが両脇を差してディフェンス。押し込んで膝を入れるマーシャル。足踏み、足に膝。ホーン。
1Rあまり差がないが、ややマーシャル。
2R。またプレスしていくマーシャルだが、ゴミスがパンチをかわしてスタンドでバックに回る。ケージ際で正対したマーシャル。離れた。またプレスしていくマーシャル。ゴミスサークリングするが、マーシャルの飛び込んでの右が一発ヒット。しかしサークリングでかわしつづけるゴミスに対し、ヒット数は多くない。手が出ない両者だが、ゴミスがローやミドルをヒットさせる。ホーン。
2Rはマーシャルの打撃がほとんどヒットしておらず、ゴミスのラウンド。
3R。またマーシャルが打撃で出るがサークリングでかわされる展開。飛び込んで右ボディを一発ヒットさせたマーシャルだが、ゴミスが前足で関節蹴りやミドル、ハイでヒット数を稼ぐ。出るところに蹴りをもらう展開。しかし飛び込むとパンチをかいくぐってタックル!テイクダウン!立とうとするゴミスをバックから殴ろうとする。マットに手をついて寝かされないようにしているゴミス。寝かせて両足フックしたマーシャル。チョーク!入っているかに見えたが、反転して外したゴミス。しかしまだハーフバックのポジション。今度は肩固め二入るがポイントがずれている。残り10秒でパウンドに切り替えタイムアップ。
終了時にガッツポーズを見せるゴミスだが…。
29-28、28-29。29-28のスプリットでゴミス勝利。
1Rの差か。マーシャルは3Rにタックルから決定的な場面を作ったが、2Rまではゴミスのサークリングでかわされ続けた。もう少し早く展開を変えたかった。