ライト級。
Strikeforceの合併吸収でUFCと契約したグリーン。今年でちょうど10年。レスリングバックボーンだが、ノーガードからのフリッカージャブを武器とするボクサースタイルで、連勝も連敗もあるが14勝10敗1分けの戦績を残している。昨年、2連勝の後、現王者のイスラム・マカチェフの対戦相手が負傷欠場した際に、ショートノーティスで代役を務め、初のUFCメインとなったが、1Rにテイクダウンからコントロールされパウンドを打ち込まれるままでKO負け。さらに次戦では元ランカーのドリュー・ドーバーにパンチのヒット数でリードしていたが、2Rににパンチを効かされ逆転KO負けで連敗中。
ゴードンはUFCではフェザー級とライト級で7勝5敗。バックボーンはレスリング・ボクシング。勝っても判定勝ちが多い地味なスタイル。前回は、ネクストマクレガーを自称するイギリスの人気者・パディ・ピンブレットと組まれ、明らかに咬ませ犬だったが、僅差の展開ながら、テイクダウンを奪い攻勢だったものの、メディアの9割がゴードンを支持する内容での不運な判定負け。
いつもの通りノーガードでプレスしていくグリーン。ゴードン下がりながらロー。グリーンワンツー。関節蹴り。ゴードンまたロー。圧されてケージまで下がった。グリーンワンツー。出て左を当てたゴードンだが右をもらう。飛び込んでワンツーを入れたゴードン。グリーン詰める。ボディを入れたがゴードンの左をもらう。ゴードン出てワンツー。シングルレッグを見せたゴードン。切ったグリーン。またノーガードで出る。飛び膝を見せた。前蹴り。残り1分。ゴードン飛び込んでワンツーがヒット。グリーンのパンチがヒット。ゴードンダウン気味に倒れた。グリーンインサイドからパウンド。連打が入りぐったりしたゴードン。KO!
が、リプレイで見るとパンチではなく完全なバッティングでのダウン。これはノーコンテストか。コミッションが裁定前に協議。
裁定はノーコンテストに変更。グリーンは肘が当たったとアピールしているが、明らかにバッティングだったので仕方ない。レフェリーもKOされるまでは気が付かなかったか。