女子ストロー級タイトルマッチ5分5R。昨年12月、ノンタイトル戦で対戦した両者のダイレクトリマッチ。
王者KARENはプロ1勝2敗のソルトにケージに押し込まれ、強引な投げを潰される展開で、スタンドでも得意のサイドキックを距離を潰されヒットさせられずに完敗。所属をパラエストラ柏に変更し、MMAの基礎を一から学び直し始めている。19歳。
ソルトは昨年プロデビューし、修斗で3戦したが、勝ったのは地元札幌での1戦のみ。年間4試合目となるKAREN戦でアップセットを起こした。167cmの長身。
飛び込んで右を入れたソルト。KARENはジャブで牽制。しかしまだ間合いの外。飛び込んだKARENだがソルトの左を被弾。そのまま組み付いたKARENだが差し返すソルト。離れたKAREN。パンチで出たKAREN。また被弾するがそのまま組んだ。が、また脇を刺されている。四つでクラッチしているKARENだが身長差がありソルト有利の体勢。巻き変えたKARENだが入れ替えるソルト。KARENボディロック。小手に巻いて凌ぐソルトだが、KARENは逆の腕でパンチを入れていく。連打。スタンドバックにするとテイクダウン。バックに乗ろうとしたKARENだがソルト立った。ホーン。
1Rジャッジ三者KAREN10-9。ケージレスリングの攻防が成長している。
2R。打撃から組んで押し込んだKAREN。ボディロック。入れ替えて離れたソルト。左を入れたソルト。KAREN組んでいくが首を抱えてしまう悪癖。が、ケージを背負うと脇を抱えて入れ変えた。ダブルアンダーフックでクラッチしたソルト。が、ソルト自ら離れた。ソルトのハイは腕でブロック。残り1分。距離がつまりKAREN四つに組んだ。ケージに押し込むが脇を差し替えして入れ替えるソルト。投げを狙うがソルトがダブルアンダーフック。ホーン。
2R三者ソルト10-9。このラウンドは打撃を入れたソルトがケージレスリングでも互角以上の展開で取った。
3R。蹴りを出していくソルト。左を入れる。KARENは間合いに入れない。突っ込んだがソルトがパンチを入れる。四つに組んで押し込むKARENだが入れ替えるソルト。膝。頭部に膝を入れたソルト。KAREN崩れるようにタックルに入るが潰されてマウントに。金になったKAREN。ソルトチョークを狙うが、KAREN反転して上に。パウンドを落とすが足で阻んで立ったソルト。また組んでいったKARENだがソルトがケージに押し込む。離れたソルト。KAREN出られない。今日はじめてのサイドキック。そこからタックルに入るがホーン。
4R。ソルト右ハイ。KARENタックルに。ケージに押し込む。シングルレッグを狙い。切って入れ替えるソルト。入れ替えようとするKARENだが、パワー差でソルトが再度入れ替えて行く。強引な首投げ。こらえたソルト。スタンドバックに。向き直るがパンチを打ち込むソルト。KARENが向き合うとソルト離れる。ソルトの蹴りをキャッチしたKAREN。しかしケージでこらえて入れ替えるソルト。さらに入れ替えようとするが、身長とパワー差でソルトが押し込む。ホーン。
4R三者ソルト10-9。
5R。組んでいくKARENだがすぐに沸きを差され入れ替えられる。離れた。ソルトの蹴りに合わせてシングルレッグ。片足でこらえるソルト。ボディロックに切り替えたが倒せず。また四つに組もうとしたが脇を差されてスタンドバックに回られる。KAREN反転してシングルレッグ。切って蹴りを入れるソルト。またシングルレッグ。こらえて肘を入れるソルト。タイムアップ。
判定三者49-46でソルトが王座奪取。
返り討ちにされたKAREN。戦い方は変えてきたが、数ヶ月では差は埋まらず。
サイドキックを1発しか出していなかったが、判定での勝利が難しくなったのなら、目線を変える意味でも、もっと出していったら良かったのでは。
