UFC288:第6試合・ケネディ・エンジーチュクー vs. デビン・クラーク

ライトヘビー級。

ナイジェリアのエンジーチュクーはUFC5勝3敗。11勝のうち8KOのストライカーだがグラウンドに穴がある。前回はイベント開始後にメインのデリック・ルイスが欠場してカードが消滅したことにより、急遽メインに抜擢。相手は直近1勝5敗のイオン・クテラバで、1Rはテイクダウンから押さえ込まれて劣勢だったが、2Rにパンチでダウンを奪いパウンドでKO勝ちした。30歳。

クラークはUFC8勝7敗の中堅ファイター。レスリングがバックボーンで、テイクダウンからの押さえ込み主体のスタイル。8勝のうち7勝が判定勝ち。一方、7敗のうち、判定負けは1試合のみ。前回はHEATライトヘビー級王者のチョン・ダウンと対戦し、3Rスタミナ切れしたダウンを押さえ込んで判定勝ちし、UFC戦績を勝ち越しとした。33歳。

オッズはエンジーチュクーがフェイバリット。

クラークタックルに入ったが距離が遠く切られた。クラークまたタックル。今度はボディロックしスタンドバックについた。ケージにもたれてテイクダウンを防ぐエンジーチュクー。正対。入れ替える。押し込みながら殴るエンジーチュクー。ダブルアンダーフック。脇をくぐり逆にスタンドバックを取ったエンジーチュクー。バックから肘。振りほどき離れたクラーク。お互いの右が相打ちになったが、効いたのはエンジーチュクー。後退。チャンスと見たクラークがケージに押し込みラッシュ。しかしガードの上を殴っている。凌いだエンジーチュクーが入れ替えて殴ると背中を向けたクラーク。バックから肘連打!正対したクラークだがなおも肘を入れる。膝。クラークググロッキー。ホーン。

1Rエンジーチュクー。

2R。すぐ出たエンジーチュクー。組んでケージに押し込む。押し込みながら肘。腹に膝。押し返し離れたが、すぐに詰めるエンジーチュクー。ケージを背負うクラーク。首相撲から膝。腹に膝をもらったクラーク。パンチを打ち返して押し返すが、エンジーチュクーが距離を詰めてくる。クラークタックルに。シングルレッグ。エンジーチュクースタンディングギロチン。がっちり入っている。クラークタップしてる?紛らわしい手の動きがあったがレフェリー止めない。が、腕がだらりと下がって落ちた!

これまで殴り勝ってきたエンジーチュクー、初の一本勝ち。2度目の3連勝で中堅戦線から少し抜け出したか。

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