UFC on ESPN+30:第7試合・アンドレ・フィリ vs. シャルル・ジョーダイン

フェザー級

長身でリーチが長いストライカーのフィリはUFCデビューが2013年のベテラン。当初は勝ち負けを繰り返していたが、最近は2勝して1敗するペースにやや向上。UFC8年目だがまだ29歳。負けた相手はホロウェイ、ペペイ、ヤイール・ロドリゲス、カルヴィン・ケイター、マイケル・ジョンソンソディック・ユサフと、ランカークラスが多い。

ストライカーのジョーダインはUFCデビュー戦はグラップラーのデスモンド・グリーンにテイクダウンを奪われ判定負け。2戦目は韓国大会で、兵役中でブランクのあったチェ・ドゥホと対戦。ドゥホの調整試合に見られており、序盤は打撃で劣勢だったが、バックブローでダウンを奪うと形勢逆転。2RにパンチでKOするビッグアップセットを演じてみせた。

出てくるフィリにパンチ・ミドルを入れるジョーダイン。ワンツー。前蹴り。フィリも右ハイ。ジョーダインのハイをスウェーでかわして舌を出すフィリ。右ミドル。ジョーダインも左ミドルを返す。ジョーダインのワンツーにミドルを合わせたフィリ。ドゥホを倒したバックブローを放つジョーダインだが空振り。ジョーダインの左が入りフィリダウン!パウンドを狙うが足で防いだフィリ。ジョーダイン離れて立たせる。大きなダメージは見られないフィリがまた出ていく。パンチから右ハイ。フィリすかさず組み付くと投げてテイクダウン。パウンドを入れる。ジョーダインが立ったところでまたテイクダウンを狙うがホーン。

1Rダウン奪取もありジョーダイン。

2Rも出ていくフィリ。ジョーダインは距離を取りミドル。ジャブで飛び込んでさらにワンツーがヒット。手数を増やしてきたフィリ。ジョーダインまた左を打ち込む。フィリもパンチを入れる。ローを蹴るジョーダイン。残り40秒で出てきたジョーダインにフィリはダブルレッグでテイクダウン。ガードを取るジョーダイン。フィリ離れて立たせる。ジョーダイン出ていくがホーン。

際どいラウンドだけに、フィリの終盤のテイクダウンの印象が大きい。

3R。圧を強めるフィリだがジョーダインも手数を出していく。フィリ右ハイ。カーフキック。ジョーダインのバックブローは空振り。ジョーダインの左がヒット。フィリ右ボディ。フィリタックル。テイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。パスしてサイド。亀から立ったジョーダインだが放さずまた投げて倒したフィリ。ジョーダイン再び立つとクラッチを切り離れる。ジョーダインパンチで出る。フィリもパンチを合わせる。ジョーダインのワンツーがヒット。残り1分。パンチで出たジョーダインにフィリがタックルを合わせたが今度は切った。しかしフィリまたタックルからテイクダウン。押さえ込み。背中を向けたジョーダインにパウンド。タイムアップ。

29-28フィリ、29-28ジョーダイン、29-28フィリ。スプリットでフィリ勝利。

打撃では互角だったが、テイクダウンがある分、次第にフィリペースになっていった。2Rが微妙だったので割れたか。