UFC290:第4試合・ビトー・ペトリーノ vs. マルチン・プラフニオ

ライトヘビー級。

ブラジルのペトリーノは昨年9月のコンテンダーシリーズでKO勝ちし、今年3月にUFCデビュー。UFC0勝1敗のアントン・トゥルカリに対し、1Rからテイクダウンを奪い優勢だったが、3Rにスタミナ切れ。しかしトゥルカリもスタミナ切れしていたことに助けられ、フィニッシュはできなかったもののフルマーク判定勝ち。キャリア8戦全勝でうち6KO。25歳。

極真バックボーンのプロフニオは、ONEで4連続KOしUFCと契約したが、3戦連続1RKO負け。リリースの危機だったが、そこからは4戦で3勝1敗と持ち直している。しかし顔面へのパンチのディフェンスに難があり、パンチを貰うとガードで固めて動きが止まりがち。前戦はウィリアム・ナイトに完全にローを効かせて、2Rにはほぼ戦闘不能に追い込んでいたが、フィニッシュを狙いに行かず、安全策で判定勝ち。物足りなさが残った。34歳。

詰めていくペトリーノ。距離を取りながら打撃を入れるプラフニオ。組んでいくペトリーノだが両脇を差された。しかし閂に捕らえてケージに押し込むペトリーノ。押し返し離れたプラフニオ。ペトリーノ左ハイ。さらに左ハイ。詰めていくと右。ヒットするとそのままタックルへ。ダブルレッグ。左脇を差してケージでこらえるプラフニオだが、ペトリーノクラッチすると高々と抱えあげてテイクダウン。プラフニオのガード。パウンドを入れるが、下から足で離して立ったプラフニオ。また詰めながらパンチを入れるペトリーノ。下がるプラフニオ。右ハイを入れたペトリーノ。さらに右ハイ。ペトリーノ組むとテイクダウン。ハーフ。押さえ込みながらパウンド。ホーン。

1Rペトリーノ

2R。バックスピンキックを放つプラフニオだが空振り。出てくるペトリーノにプラフニオが組み付いたが、逆に投げたペトリーノがテイクダウン。ガードのプラフニオにインサイドからパウンドを入れていく。ハーフにしたペトリーノがキムラを狙う。ストレートアームバーに。プラフニオ下から殴って抵抗。両腕でアームロックを取っているペトリーノ、ディフェンスできず殴られ続けていたので放した。またハーフにして押さえ込み。マウントを狙った瞬間に亀になったプラフニオ。ハーフバックから両足フックしたペトリーノ。チョークへ。プラフニオ向き直って外した。残り45秒。またハーフに。押さえ込みながらパウンド・肘。ホーン。

2Rペトリーノ

3R。逆転を狙いバックスピンキックを放っていくプラフニオ。しかし疲れが見えていてスピードがない。ペトリーノ詰めていく。露骨に疲れているプラフニオだが手を出し続ける。ペトリーノも疲れがあるのか、詰める割に手が出ていない。ボディ・顔面にパンチを入れるプラフニオ。しかしペトリーノタックル。ダブルレッグでテイクダウン。すぐにハーフに。足を抜いてマウント。体を起こさず押さえ込んだままパウンドを入れると肩固め狙いへ。マウントのまま絞めるとプラフニオタップ!

ペトリーノ、キャリア初の一本勝ちだが、グラウンドも普通に出来ていた。

プラフニオは2Rまで劣勢で、下から返すことも出来ず、心が折れていたか。

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