バンタム級。プレリム最終試合で予定されていたが、時間がないためにメインカード昇格。
地元イギリスのグラントはUFC6勝5敗。2013年のTUF18で準優勝しUFCデビューし、現在10年目。2戦目で現トップランカーのマルロン・ヴェラを破っているが、その後のリマッチでは敗れている。ここ6戦は4勝(3KO・1一本勝ち)2敗で、2敗はいずれもファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、勝った試合のうち3回パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。特に前戦は、かつてのトップランカー・ハファエル・アスンソンから3R残り17秒で横三角で絞め落としての大逆転勝ち。敗れたアスンソンは引退を表明した。ルイス・スモルカ戦ではカーフキックを完全に効かせてからのパウンドでKO勝ちしている。37歳。
ペルーのマルコスは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利し、1月にUFCデビュー。初戦の相手はUFC0勝1敗のサイモン・オリヴェイラで、タックルを切る展開からボディを効かせて、最後はテンカオでダウンを奪ってのTKO勝ち。キャリア14戦全勝で、8KO・6判定勝ちと、一本勝ちはない。まだ実力未知数だが、ベテランのグラントに対し、オッズはフェイバリット。30歳。
距離を取り様子見のマルコス。グラントの右オーバーハンドがヒット。マルコスのカーフキックで足を払われスリップダウンしたグラントだが、すぐ立った。パンチでプレスしていくグラント。マルコスはまだ様子見。距離を取っている。カーフの蹴り合い。グラントは前蹴りを腹に入れる。グラント飛び膝。詰めてきたマルコス。左ミドルを入れるグラント。また飛び膝を入れるが、マルコスのカーフキックをもらった。右オーバーハンドを狙うマルコス。ホーン。
1Rややグラント。しかしマルコスはカーフキックを当てていて、後半効いてきそう。
2R。詰めてきたマルコス。飛び込んで右オーバーハンド。グラントトラースキック。飛び込んだグラントにワンツーを合わせるマルコス。またカーフを入れる。マルコスフルスイングの右は空振り。グラントも振りが大きくなってきた。かわして出るマルコス。パンチからミドルを放ったマルコスだが、蹴りが低くローブローに。再開。詰めてくるマルコスに打撃を当てていくグラント。カーフの蹴り合いから、勝者右オーバーハンドをヒット。グラントワンツー。さらにワンツーからバックキック。ホーン。
2Rもややグラント。
3R。詰めてきたグラントだが、サークリングでかわすマルコス。グラントタックル。受け止めたマルコス。バックブローを放って離れたグラント。マルコス詰めて飛び膝を放つがヒットせず。バックブローからハイまで繋げたグラントに、マルコスはバック肘を返す。なおも詰めていくマルコス。手数を増やしてきたグラント。左ボディから右ロー。なおも詰めるグラント。右オーバーハンドがヒット。詰めていくグラント。右ハイ。残り1分。マルコスの右がカウンターでヒットするが、グラント引かない。マルコス意表をついてシングルレッグ。テイクダウン。すぐにケージを使って立ち離れるグラント。詰めるグラントだがマルコスはサークリングで距離を取る。リードしている選手の戦い方。タイムアップ。
29-28グラント、29-28マルコス、29-28マルコス。スプリットでマルコス勝利。
微妙だと思ったが、3R逃げ切りが結果的に正しかったマルコス。
#UFCLondon Official Scorecard: Daniel Marcos vs Davey Grant
— UFC News (@UFCNews) 2023年7月22日
Complete Scorecards: https://t.co/11XfpMKIWk pic.twitter.com/DJWlyA06y2