UFC on ESPN50:メインイベント・コーリー・サンドヘイゲン vs. ロブ・フォント

140ポンド契約5分5R。

サンドヘイゲンはピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦で敗れてから2連勝中。ソン・ヤドン戦は、健闘するヤドンに打撃で打ち勝ち4R終了後TKO勝ち。3月にはランキングで追い抜かれたマルロン・ヴェラと対戦。打撃だけでなく、タックルからのテイクダウンも奪っての完勝(判定はなぜか割れたが)。キック世界王者だが、MMAファイターとしての完成度も上がっている。31歳。

本来は無敗のウマル・ヌルマゴメドフとの対戦が組まれていたが、ヌルマゴメドフが欠場。20日のUFC292でソン・ヤドンと対戦予定で、ヤドンが欠場し相手がいなくなっていたロブ・フォントが2週間前倒しでの出場。140ポンドの契約体重での試合となる。

フォントはジョゼ・アルドとマルロン・ヴェラにスタンドで押される展開で連敗。今年4月の前戦では、UFCデビュー以来5連勝・5連続ボーナス獲得のストライカー・エイドリアン・ヤネスと真っ向から打撃で勝負して打ち勝ち1RKO負けで生き残った。ランカーでは3番目に年長の36歳。

フォントが積極的に詰めていく。サンドヘイゲン早速タックル。シングルレッグで倒したが、フォント首を抱えてギロチンを狙う。が、外れた。パスを狙っていく。フォント下からキムラ。そのままポジションを返すが、サンドヘイゲン立ってスタンドに。ジャブを打ち込むフォント。サンドヘイゲン前蹴り。またタックル。テイクダウン。下から草刈りでバランスを崩した瞬間に立とうとしたフォントだが、すぐに飛びついてがぶったサンドヘイゲン。バックに回ろうとしたがフォントハーフに。立ってパウンドを入れるとフォント下からデラヒーバ。離れたところで立った。残り1分。フォントワンツー。ステップするサンドヘイゲン。距離を取りながらジャブ。ミドルを放ったサンドヘイゲンだが、フォントキャッチしてテイクダウン。ガードに入るフォント。サンドヘイゲン亀に。脇腹に膝を一発入れたフォント。ホーン。

1Rサンドヘイゲン。

2R。サンドヘイゲンサイドステップ。またタックルへ。シングルレッグでテイクダウン。ハーフ。寝かせて・肘・パウンド。腕を掴んでディフェンスするフォント。膝を超えてマウントを狙うサンドヘイゲンだが、フォント超えさせないようにディフェンス。フォントまた下からキムラを狙ったが外れる。大きなダメージを受けている訳では無いが、下の体勢で押さえ込まれたまま時間が過ぎていく。残り1分。パウンド・肘を時折入れるサンドヘイゲン。ハーフのまま肘を打ち込むサンドヘイゲン。ホーン。

2Rサンドヘイゲン。

3R。サンドヘイゲン、タックルのフェイントを混ぜつつパンチを入れる。またタックル。テイクダウン。またハーフに。これ以上攻めさせないフォントではあるが、下から抜けられず、攻めることも出来ていない。スイープを狙ったフォント。サンドヘイゲンが体勢を崩した瞬間に立とうとしたが、また押さえ込まれ立てず。下から蹴って立ったフォント。しかし残り30秒。サンドヘイゲンは出ていかない。出る必要があるフォントだが、サンドヘイゲンにタックルのフェイントを見せられ踏み込めず。ホーン。

3Rサンドヘイゲン。フォントはほぼフィニッシュを狙いに行くしか無い状況。

4R。距離を詰めてパンチを打ち込んだフォント。サンドヘイゲン飛び膝。なおも詰めるフォントだが、サンドヘイゲンまたタックル。テイクダウン。フォント今度は上半身を起こして立とうとするが、サンドヘイゲンが固めて立たせない。ケージ際まで移動してきたフォント。ケージを使って立とうとするが、サンドヘイゲンが上から体重をかけて立たせない。下から蹴って離そうとするも離せない。もうリスクを冒すしかない状況だが。フォント座った体勢からサンドヘイゲンの首を抱えてギロチンを狙うが外れた。ようやく立ち上がったフォントだが、即足を刈ってテイクダウンしたサンドヘイゲン。残り15秒でパウンド・肘を入れる。ホーン。

4Rサンドヘイゲン。

5R。詰めるフォントにサンドヘイゲンはタックルのフェイントを見せつつジャブ・前蹴り。フォント逆にタックル。ケージに押し込んだ。しかしクラッチ出来ていない。入れ替えたサンドヘイゲン。そしてテイクダウン。ケージ際で上半身を起こそうとしたフォントにダースチョーク。逃れようと動くフォント。若干緩くなったか。外れた。フォントガードから腕十字を狙うが、上体を起こしてすぐに解除するサンドヘイゲン。パウンドを落としつつハーフに。残り1分。ガードに戻すフォント。三角。しかし両腕が入っている。放したフォント。サンドヘイゲンが漬けたままタイムアップ。

三者50-45でサンドヘイゲン完勝。

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