女子ストロー級。
ブラジルのアモリムはMMAデビューから6戦連続で1Rフィニッシュ勝利してUFCと契約。柔術黒帯のグラップラーで、6勝のうち5勝は一本勝ち。今年4月のUFCデビュー戦ではUFC2勝4敗のサム・ヒューズと対戦。1Rにテイクダウンからバックを奪いチョークを仕掛けたがフィニッシュ出来ず。2R以降はタックルを切られる展開となりジリ貧に。しかも切られるとすぐ引き込む悪癖で判定負けで初黒星を喫した。打撃も荒く、今のままだとUFCでは厳しい。28歳。
メキシコのモンツェラートは21年に試合1週間前の代役UFCデビューを果たした。レスリングがバックボーンで、同じUFCデビュー戦の相手に首投げ→袈裟固めで押さえ込んでの判定勝ち。しかし2戦目は当時ランキング14位で、来週ジャン・ウェイリーのタイトルに挑戦するアマンダ・レモスにわずか35秒、パンチを貰ってのKO負け。そこから2年以上のブランク明けとなるが、首投げのみの勝利した初戦から成長しているのかどうか。30歳。
どちらも自分のバックボーンだけに頼り切ったスタイルだが、寝技が武器のアモリムには、モンツェラートは初戦のように首投げ→袈裟固めは狙いにくいだろう。
いきなり組んでいったアモリム。ケージに押し込む。投げた。テイクダウン。ハーフ。足を抜いてマウント。ルイスもがくが、マウントを維持するアモリム。安定感がある。体を起こして強いパウンドを入れるとポジションを返そうとするルイスだが返せない。うつ伏せになったルイスから四の字バック。またマウントに戻る。肘。腕十字!女子特有の柔らかさで耐えているルイス。逃れた。オモプラッタに移行。そこから首を捕らえてチョーク。しかし入ってない。解除してパウンドを打ち込んだがホーン。
1Rアモリム10-8。ルイス何もさせてもらえず。
2R。距離を取るルイス。遠い間合いから左オーバーハンド。右ハイを入れたアモリム。キャッチしたルイスだが、ここで引き込み。しかしスイープしマウント。ヒクソンクラッチからパウンド。四の字バックに。反転しようとしたルイスだが、アモリム下にならずマウント。肩固めをセット。外れた。パウンド。残り1分。肘。また腕十字。しかしクラッチして耐えたルイス。パウンドラッシュに。ホーン。
2Rアモリム10-8。最後のパウンドは残り時間があれば止められていた。
3R。ルイス前蹴り。パンチで出てケージに詰めるとアモリムまた引き込み。ガードに入った。上からパウンドを入れるルイス。アモリム下からスイープなど仕掛けを狙うが、さすがに警戒されている。下から巴スイープを狙うも返せず。今度はキムラからスイープ。成功してマウント。パウンド・肘。今度は残り時間が十分ありレフェリー止めた。
アモリム寝技の強さで勝利。が、相変わらずの引き込み癖は、今回は良かったものの、前回の負けを考えたら直しておくべきだった部分。マウントがかなり安定していたので、極めではなくパウンドアウトを狙っていたら、1Rでもフィニッシュできただろう。
ルイスは極めを防ぐ以外何もさせてもらえない完敗。