UFC on ESPN51:セミファイナル・カブ・スワンソン vs. ハキーム・ダオドゥ

フェザー級

スワンソンはかつてのトップランカーだが、4連敗も喫しランキングからも外れると、昨年10月にはキャリア15年にしてフェザーからバンタムに落とした。UFC7勝3敗のジョナサン・マルチネスと対戦したが、膝・前蹴りを効かせられ2RパウンドでKO負け。通常体重が落ちてきていて、フェザー級だとパワー差がきついという話だったが、バンタムへの減量ではかなり筋肉も削っており、結果バンタムでもパワー負けしてしまった。結局1試合のみでまたフェザーに戻しての試合となる。衰えはあるものの、ランカークラスは厳しくても、中堅あたりではまだ強烈な打撃を武器に通用している。39歳。

カナダのダオドゥはUFC6勝3敗。キックがバックボーンで、打撃を武器にUFCで5連勝し、ランキング入りもしたが、モフサル・エフロエフにはテイクダウンを取られまくり判定負け。前戦は出戻りファイター・ジュリアン・エロサ相手に1R打撃で劣勢となり、2R以降は打撃で出ようとしたところにタックルでテイクダウンを奪われる展開でフルマーク判定負け。中堅以上ランカー未満。32歳。

ステップを踏みつつ飛び込みを狙うスワンソン。ダオドゥは待ち構えていてなかなか飛び込めない。飛び込んでジャブのダブルから右を入れたスワンソン。また飛び込んで左から右を入れる。また飛び込むが、ダオドゥがパンチからインローを打ち込む。カーフ。スワンソンまた飛び込むが、ダオドゥがそこにパンチを入れてまたカーフ。じわじわと出るダオドゥ。下がって距離をキープしつつ、飛び込みを狙うスワンソンだが、飛び込んだところにジャブのカウンターがヒット。スワンソンがジャブのダブルを入れたがワンツーをもらった。パンチで出たところに今度は左ミドル。残り45秒。スイッチしたスワンソン。今度は前に出した右足にカーフを入れるダオドゥ。またスイッチするが左足にカーフ。ホーン。

1Rダオドゥ。ヒット数以上に、受けているダメージが大きいスワンソン。

2R。ダオドゥのミドルに体がくの字に曲がったスワンソン。出てきたダオドゥにクリンチアッパー。四つに組んだ。スワンソンボディ連打を入れるが、ダオドゥがケージに押し込む。押し込みながら膝。押し返し離れたスワンソン。またカーフ。カットしておらず動きが一瞬止まったスワンソン。またスイッチした。ダオドゥパンチから右ハイ。またケージに押し込んだダオドゥ。残り1分。押し込みながら膝。離れ際に肘を入れたダオドゥ。残りわずかでスワンソンラッシュ!足を止めての打ち合い。ホーン。

2Rダオドゥ。最後にラッシュを見せたスワンソンだが、フィニッシュが必要に。

3Rも出ていくスワンソン。パンチからハイ。ダオドゥの左がヒット。ジャブをもらったスワンソン。インローを入れたがダオドゥのカーフをもらう。四つになりスワンソン首投げ。投げたが抑え込めず立たれた。またケージに押し込まれて膝をもらう。ローブローでタイムストップ。再開。ダオドゥまた組んでケージ押し込み。そして膝を出したが低い。またタイムストップ。再開。ノーガードから攻めるスワンソンだが、ダオドゥパンチからハイ。スワンソン飛び込んでボディ。ダオドゥのワンツーがヒット。ジャブを入れるスワンソン。ここで一転タックル。テイクダウン。残り1分半。しかしダオドゥクローズドガードで凌ぐ。パウンドを入れてハーフにしたスワンソン。時間がなくなる。下から蹴って立ち上がるダオドゥ。追いかけてバックに付いたスワンソン。チョークを狙うが、ダオドゥ反転して上に。タイムアップ。

三者29-28でスワンソン勝利!

2Rまでヒット数・ダメージではダオドゥかと思ったが、意外な判定。

会場に家族を呼んでいるスワンソン、インタビュー中に感極まる。

1Rは2者スワンソン、2Rは1者スワンソンで割れている。3Rは全員スワンソン。そこはわかるが…。カーフの評価が低かったのか?

メディアのジャッジはほぼ29-28ダオドゥ。若干29-28スワンソン。

mmadecisions.com

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