UFC on ESPN+83:第4試合・ソン・ケナン vs. ロランド・ベドーヤ

ウェルター級。

2014年にクロン・グレイシーMMAデビュー戦が組まれたREALで来日して試合をしているケナン。キャリアわずか4戦で元アブダビ王者の菊田と対戦したが、打撃を打ち込み、グラウンドでも上を取ってのパウンドで判定勝ち。UFCには2017年から出場しているが、ここまで4勝3敗。2年ぶりの試合となった3月の前戦は、イアン・マシャド・ギャリー相手に1Rパンチでダウンを奪ったものの、回復したギャリーに攻められ、3Rパウンドで逆転KO負け。33歳。

ペルーのベドーヤは5月にファイトウィークに入ってからの代役でUFCデビュー。いきなりUFC4勝2敗のケイオス・ウィリアムズとの対戦で、オッズは大幅なアンダードッグだったが、打撃戦で互角に勝負し、敗れたがスプリット判定まで持ち込んだ。空手がバックボーンのストライカーで、現在はシュートボクセ所属の26歳。

初戦で評価が上がったのか、ギャリーからダウンを奪っているケナンに対して、オッズは0勝1敗のベドーヤがフェイバリットになっている。

カーフを蹴るベドーヤ。ケナン出ていくがベドーヤのパンチがヒット。またカーフ。カットしていないケナン。詰めるケナン。膝。しかしまたカーフを蹴られる。出たところで組んだベドーヤ。ケージに押し込む。ケナン押し返して離れる。またカーフを蹴られたケナンは効いてないとアピール。ケナンの左がヒット。逆にカーフを蹴る。足が流れたベドーヤ。左右のオーバーハンドを打ち込むベドーヤ。ケナンのミドルをキャッチして組み付いたベドーヤだがすぐ離れた。前蹴り、カーフを入れるベドーヤ。ケナン出られない。残り20秒で前に出て組んだが、引き剥がしたベドーヤ。逆にミドルをキャッチして倒そうとする。ホーン。

1Rベドーヤ。

2R。ケナンすぐに距離を詰める。パンチから組んでケージに押し込む。離れ際に左フックを入れた。ベドーヤの蹴りに合わせたワンツーでベドーヤバランスを崩しダウン。バックを狙ったケナンだが、ベドーヤ振りほどいてすぐ立った。ベドーヤはどんどんパンチを打ち込んでくる。またカーフ。ケナンのワンツーがヒット。ベドーヤのパンチをもらいながらもパンチを返すケナン。ベドーヤ一転してタックルに。ケージでこらえたケナン。押し返して離れた。ベドーヤちょっと疲れたか?パンチが大振りになっている。ケナンの右がヒット。ベドーヤは空振りが多い。ホーン。

2R僅差だがややケナンか。

3R。ケナンが打撃で先手を取る。ベドーヤカーフを蹴るがカットされる。ケナンの左がヒット。ジャブ。右。単発だがヒット率ではケナン。首相撲から膝を入れたベドーヤだが離れ際にケナンのパンチがヒット。両者動きが落ちてきたが、手を出し続ける。組んできたベドーヤをアッパーで引きはがす。ベドーヤのタックルは切る。ケナンの右がヒットしベドーヤダウン!上になろうとしたケナンだがベドーヤすぐ立った。残り1分。パンチを振っていくベドーヤ。テイクダウンを狙ったがすかされパンチを貰う。ケージに押し込んだケナンが離れ際にパンチを入れた。タイムアップ。

割れるとしたら2Rだが…。

三者29-28でケナン勝利。

2連敗から3年6ヶ月ぶりの勝利。オッズの低評価を覆した。

ベドーヤは今回も打撃で健闘していたが、パンチを効かされ後半は失速。カーフキックをかなり入れていたので後半は効いてくるかと思ったが。

タイトルとURLをコピーしました