シャリエールは元ケージウォーリアーズフェザー級王者。2021年にタイトルから陥落し、ダイレクトリマッチが組まれたが、相手の欠場により暫定王座決定戦に変更。しかしそこでも判定負け。その後は3連勝している。18勝9敗1分けと、戦績があまりきれいではなく、地元補正での契約に見える。18勝中、10KO・3一本勝ち。27歳。
イタリアのゼッキーニはVenator FCでキャリアを積み、11勝3敗だが、特に世界レベルの相手との対戦経験はない。空手から格闘技を始め、柔術・レスリング・ボクシングの経験もあり。17歳で高校を中退し、ブラジルに渡ってMMAのトレーニングをした。戦績11勝3敗で、11勝のうち9KO勝利。負けた試合はいずれもグラウンドで劣勢となっている。ジャクソンウィンクMMA所属。現UFC契約のイタリア人ファイターは、ミドル級タイトルマッチに出場したマービン・ヴェットーリとゼッキーニの2人のみ。2人とも練習の拠点はアメリカで、イタリアではまだMMA人気が高まっていない。26歳。
近い間合いでパンチの打ち合い。両者ヒットしている。ゼッキーニが右を打ち込むが、ヘッドスリップでかわすシャリエール。ゼッキーニのローにワンツーを合わせたシャリエール。またワンツーがヒット。両者手数が多い。ミドルを入れたシャリエール。ゼッキーニ下がった。サークリング。シャリエールの前蹴りがヒットし前かがみになったゼッキーニ。効いた!さらにミドルを入れるシャリエール。腹を押さえて下がるゼッキーニにパンチを入れるとダウン!レフェリーストップ!
地元シャリエールが快勝。デビュー戦同士で実力レベルは測れなかったが、攻めも思い切りが良く、打撃のスピードも速かった。
ゼッキーニも下がらず打ち合う姿勢は良かったが、結果いい場面が見せられないままKO負け。