ウェルター級。
コンゴ出身でキルクリフFC所属のルーサはここまでUFC1勝1敗。昨年4月に、試合4日前（前の試合からは2週間のインターバル）で代役UFCデビュー。UFC1勝1敗のムニール・ラズィーズと対戦し、終始打撃で攻められる展開で、タックルも切られ判定負け。昨年8月に組まれた2戦目は、コンテンダーシリーズ上がりでUFC0勝1敗のAJ・フレッチャーと対戦。高地のソルトレイクシティでの試合とあってガス欠したフレッチャーをテイクダウンから手堅くパウンドを打ち込んでの判定勝ちでUFC初勝利。それから約1年ぶりの試合。29歳。
北アイルランドのマッキーはUFC再デビュー戦。2020年にUFCと契約し、初戦の相手は10日前にUFCデビュー戦勝利したばかりのハムザト・チマエフ。開始と同時にタックルでテイクダウンを奪われ、あとはパウンドで一方的に攻められて、スタッツ上でも一発の攻撃も出さないままKO負け。4ヶ月後に組まれた2戦目の相手は、当時ランキング目前のアレックス・モロノで、アグレッシブに攻めたものの、打撃で押され、テイクダウンを奪われるという一方的な展開で、判定三者フルマークの完敗。この2試合でリリースされたが、相手が悪かった部分も否めない。その後はケージウォーリアーズに参戦し、ウェルター級王座を獲得するなど3連勝でUFCとの再契約を決めた。13勝全てがフィニッシュ勝利で、うちKOで10勝、一本で3勝している。27歳。
詰めていくルーサ。ケージまで下がったマッキーにパンチを打ち込む。連打がヒット。さらにケージに詰めてパンチ連打からタックル。首を抱えたマッキーだがテイクダウン。一本足を超えてハーフに。ケージを使って立つマッキーの立ち際にパンチ連打を入れた。立つとまたパンチで出ていくルーサ。連打からタックルに行くが、これは切ったマッキー。右ボディを入れた。ハイをキャッチしてタックルに入るが切られるルーサ。マッキーカーフ。ジャブ。ワンツー。ハイ。遠間から打撃を入れていく。ちょっと距離が開いてルーサの打撃がヒットしない位置に。ルーサ前に出なくなった。マッキーカフ。ジャブ。打撃のヒット数も五分に。飛び膝・前蹴り。ホーン。
1R前半ルーサ、後半マッキーで割れそうだが、前半の攻めの方が与えたダメージが上でルーサか。
2R。マッキーが詰めてきた。ルーサがケージを背負う展開。ロー。左ハイ。出るところにパンチを貰うルーサ。さらにミドル。ジャブ、右をもらうルーサ。エドワーズもワンツーを返した。タックル。今度はオクタゴン中央でテイクダウン。ハーフからサイドを狙ったがガードに戻される。サイドに出るところでうつ伏せになり立ったマッキー。離れようとしたが、追いかけてバックを取ったルーサ。テイクダウン。バックを取るとパウンド連打！立ち際にも右のパンチラッシュ！ヒットしている！さらに立ち上がったところでも左右の連打。効いてる。凌いだがルーサテイクダウン。背中を向けて立とうとするマッキーにまたバックから殴っていくルーサ。ホーン。
2Rルーサ。しかしラッシュでかなりスタミナを使ったか。マッキーもダメージがある。右目の下が大きく腫れている。
3R。マッキーが先に出たが、ルーサレッグダイブ。ケージまで詰めるとリフトしてテイクダウン。ガードのマッキーだが、背中をべったり着けている。ルーサパウンドを入れていく。ケージを使い片膝をついた体勢になったマッキー。ルーサは組んだままスタンドバックに。マッキーが正対したところでまたリフトしてテイクダウン。しかし立ち上がったマッキー。スタンド。ルーサまたレッグダイブ。今度は切ったマッキー。が、ルーサも疲れがある。パンチで手を出していくマッキー。ハイ。ルーサ手が出ない。またタックル。ケージ際でこらえたマッキー。プッシングで押し倒した。ルーサ疲れからか立ち上がるのが遅い。立ったがマッキーがパンチで攻める。もらって背中を向けたルーサ。なんとか離れて正対。打撃で出るマッキー。ルーサも打ち返しタイムアップ。
30-27、29-28×2の3-0でルーサ勝利。
スタミナ切れのリスクを恐れず猛ラッシュを仕掛けていたのが良かった。結局凌がれてスタミナ切れし、ピンチにも陥ったが。
初めてUFCで等身大の相手との対戦になったマッキーだが初勝利ならず。距離を取っての打撃は効果的だったが、ルーサのラッシュで削られてしまった。
