UFC293:第3試合・マイク・ダイヤモンド vs. チャーリー・ラドキ

ウェルター級。

ジンバブエ生まれでニュージーランド在住、シティキックボクシング所属のダイヤモンドはキックで100戦以上のキャリアを持ち、MMA転向後3戦全勝でUFCと契約したが、ここまで2連敗。初戦は自分から組み付いて行って逆にテイクダウンされ、逃げられないままチョークで一本負け。昨年7月の前戦はUFC0勝1敗のオリオン・コシに、2Rに打撃を効かせた場面はあったものの、1・3Rはやはりテイクダウンを奪われると逃げられないままポジションを取られ続けての判定負け。MMAに対応できなすぎる状態。現在のところ、アデサニヤのコネで出てきたようにしか見えないという厳しい評価をされている。約1年1ヶ月ぶりの試合で、どこまで成長しているか。35歳。

ラドキはUFCデビュー戦。Cage Fury FCのウェルター級王者でMMA7勝3敗。最近にしては珍しく、コンテンダーシリーズを経ずしてのUFCデビューとなる。柔術黒帯のグラップラー。しかし戦ってきた相手にもこれといった実績がなく、33歳で若くもないため、UFCと契約できた理由はダイヤモンドと実力的に釣り合うからというだけではないかと思われている。

パンチをヒットさせて出たダイヤモンド。さらに出ていくが、パンチをヒットさせるもラドキ組み付いてスタンドバックに。ケージ際でテイクダウンディフェンスするダイヤモンド。クラッチを切ってこらえるダイヤモンド。かなり時間がかかったがようやく正対。引き剥がしたダイヤモンド。組んできたら時に膝。ラドキもワンツーを返す。ラドキタックル。テイクダウン。背中を向けて立つダイヤモンド。またスタンドバック。膝を入れるラドキ。また正対するが残り30秒。ダイヤモンドが投げを狙った。ラドキこらえたが離れる。ホーン。

1Rラドキ。

2R。ラドキが間合いを詰めていく。ダイヤモンドのローブローがありタイムストップ。再開。ラドキの左が入りダイヤモンドぐらついた。ラドキが詰めてパンチを打ち込む。バランスを崩したダイヤモンドだがこらえた。逆にダイヤモンドがタックル。受け止めたケージに押し込むラドキ。テイクダウンをこらえたダイヤモンドだがバックに回られた。また正対しようとするダイヤモンドだが、正対に時間がかかる。が、ラドキも押し込んでいるだけで、ハーブ・ディーンブレイク。ラドキのワンツーがヒット。左フック。左右のパンチを打ち込みバックに回ったラドキ。ダブルアンダーフックからテイクダウンを狙うラドキだが、ダイヤモンドこらえて膝。離れた。前蹴りを入れるダイヤモンドだが、ラドキが飛び込んでパンチをヒット。ホーン。

2Rラドキ。ダイヤモンド、唯一の武器のはずの打撃でも劣勢。

3R。パンチで出るダイヤモンド。組みからケージに押し込み肘・膝を入れる。しかしラドキ入れ替えて押し込む。ダブルアンダーフック。こらえるダイヤモンド。膝を出したがローブロー。離れたところで再開。ラドキ、ダイヤモンドの肘で右目が腫れている。ラドキ組んでケージに押し込む。また膝を出すダイヤモンドだがラドキはローブローをアピール。レフェリー流す。離れた。組み付いてきたラドキをケージに押し込み膝を出したダイヤモンドだが、またローブロー。減点1。ダイヤモンド打撃で出るがすぐ組まれる。ラドキのケージ押し込み。こらえてボディに膝を入れるダイヤモンドだが、時間が過ぎていく。残り20秒で離れたが、ラドキすぐに組んで押し込み。タイムアップ。

三者29-27でラドキ勝利。

ダイヤモンド、テイクダウンディフェンスは前回に比べればマシになっていたが、押し込まれたところから抜け出すのに時間がかかりすぎ、肝心の打撃でも押されて完敗。0勝3敗でリリースか。

ラドキは相手がダイヤモンドということもあったが完勝。しかし押し込みからはちょっと展開がなかった。

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