アレクサ・グラッソ 2.50
ワレンチナ・シェフチェンコ 1.56
ケビン・ホランド 2.24
ジャック・デラ・マダレナ 1.68
ラウル・ロザスJr. 1.13
テレンス・ミッチェル 6.25
ダニエル・ゼルフーバー 1.36
クリストス・ジアゴス 3.25
フェルナンド・パディーヤ 1.40
カイル・ネルソン 3.05
ルーピー・ゴディネス 1.23
エリース・リード 4.40
ロマン・コプィロフ 1.29
ジョシュ・フレムド 3.75
エドガー・チャイレス 1.39
ダニエル・ダ・シウバ 3.10
トレイシー・コルテス 1.82
ジャスミン・ジャスダビシアス 2.02
アレックス・レイエス 4.50
チャーリー・キャンベル 1.22
ヨセフィン・ノットソン 1.17
マーニック・マン 5.40
9月16日はメキシコ最大の祝祭日である独立記念日。今回はそれを記念したイベントとなっており、ナンバーシリーズではないにも関わらず、T-Mobileアリーナで開催される。ナンバーシリーズ以外でのT-Mobileアリーナ開催は、2017年にTUFフィナーレが翌日のUFC213と2日連続で開催されて以来で、単独では初。
当然メキシカン(メキシコ系アメリカ人含む)が多数登場するイベントではあるが、セミに登場予定だったガステラムが欠場したこともあり、メインのグラッソ以外、メキシコ系ランカーはなし。結局、UFNとしては豪華だが、T-Mobile大会としては弱めのカードに。
一時はUFCでタイトルを最も確保していたメキシコ勢だが、フライ級王者モレノが王座陥落、フェザー級暫定王者ヤイール・ロドリゲスがヴォルカノフスキーとの統一戦で敗れ、今やグラッソの持つ一本のみに。ここで敗れれば無冠となる。
メインはそのグラッソがヴァレンチーナ・シェフチェンコとのダイレクトリマッチを受けて立つ女子フライ級タイトルマッチ。前回は絶対王者シェフチェンコペースで試合が進み、グラッソの勝機が見えなかったところで、4Rにシェフチェンコのバックスピンキックをかわして背中に飛びついてのチョークでビッグアップセット勝利。たまたまではなく、グラッソの回転技に合わせてバックを取りチョークを仕掛けるムーブを前もって練習しており、作戦が上手くハマっての勝利だった。
しかし逆に、あのチョークがなければシェフチェンコの勝利は堅く、シェフチェンコは不用意な回転技を出さないようにすればいいだけとも言える。オッズも、前回よりは僅差とはなったが、前王者シェフチェンコがフェイバリット。ソネン理論では、若い選手に敗れた場合、リマッチでも若い選手が勝つ、となるが…。
シェフチェンコ判定勝ち。
今大会一番のフェイバリットはセミ前に登場するメキシコ系アメリカ人のUFC最年少・ロザスJr.。17歳でコンテンダーシリーズに勝利しUFCと契約、初戦は1Rチョークで一本勝ち。今年4月の2戦目ではナンバーシリーズのメインカードという扱いだったが、UFC1勝1敗のクリスチャン・ロドリゲス相手にスタミナ切れで失速し、プロ初黒星。キャリア不足を露呈した。今回の相手はUFC0勝1敗のミッチェルで、経験を積むにはちょうどいいが、セミ前で組まれるカードでもない。
2番目にフェイバリットなのは第1試合に登場する元K-1ファイターノットソン。K-1ではKANA相手に1勝2敗。先月のコンテンダーシリーズではシュートボクシングでRENAと対戦したことのあるイシス・バービックに判定勝ちしたが、勝者4人の中で唯一UFCと契約できなかった。しかし今回、負傷欠場した選手の代役として、結果的にコンテンダーシリーズで勝利した4名の中で最も早くUFCデビューすることに(なお、本来出場予定で相手の計量失敗で試合がなくなったフェリペ・ドス・サントスは、一足早く先週マネル・ケイプ戦でUFCデビューした)。相手のヤスミン・ルシンドが欠場したため、昨年コンテンダーシリーズで敗れてUFCとの契約がならなかったマーニック・マンとの対戦に。オッズもロザスJr.に次ぐフェイバリット。
第1試合開始は17日朝8時から。速報します。