UFC294:第4試合・マイク・ブリーデン vs. アンシュル・ジュブリ

ライト級だったがブリーデンが3.5ポンドオーバー。

ブリーデンはここまでUFC3連敗。8月にランド・バンナータと対戦予定だったが、バンナータ欠場により急遽1Rフィニッシャーのテランス・マッキニーに変更。すぐにケージに詰められ打撃を打ち込まれると、心が折れて頭を抱えたまま殴られ続けて秒殺KO負け。見どころもないしてっきりリリースと思われたが、わずか2ヶ月で、Road To UFCウィナージュブリの相手としてラストチャンスを与えられた。34歳。

UFC2人目のインド人ファイター*1のジュブリにとっては、地元に最も近い場所での試合。インドローカルで5戦全勝だったが、相手のレベルもよく分からず、Road To UFCでは色物枠と思われていた。トーナメント初戦は相手の宇佐美正パトリックの体重オーバーにより不戦勝。準決勝では、後にRIZINに出場し宇佐美に1R一本勝ちしているHEAT王者キム・ギョンピョ相手に、意外な打撃のレベルの高さを見せ判定勝ち。決勝はこれも大穴のインドネシアのジェカ・サラギのグラウンドの穴をついて、バックマウントからのパウンド連打でKO勝ち。トーナメント2戦のみで、決勝のサラギのレベルが低すぎたため、まだUFCレベルかはわからない。28歳。

パンチで攻めるジュブリ。ブリーデンが詰めてくると、距離を取りながらカーフキック。右ボディ。パンチから四つになると膝を入れて離れる。ワンツー。ブリーデンアッパーを返す。前蹴りをボディに入れるジュブリ。パンチから膝。右がヒットしブリーデン効いたか。前蹴りから右。右ハイ。ボディを入れた樹ぶりに右を返したブリーデン。ブリーデンタックル。切ったジュブリ。またボディを入れるジュブリ。さらに左右のパンチ連打。左右のパンチがヒット。ブリーデンのパンチに首相撲から膝。膝から右を入れたジュブリ。ブリーデンパンチで出る。下がりながらパンチを返すジュブリ。ホーン。

1R手数でジュブリ。

2R。ジュブリいきなりシングルレッグ。切ったブリーデンだが右をもらい効いた!ケージ際まで後退。ボディ・前蹴りを打ち込むジュブリだがタックルに。逆にタックルを狙うブリーデンだが切られた。パンチをもらっているブリーデンだが出ていく。しかし右をもらった。引かないブリーデン。ブリーデンの右がヒット。ジュブリラッシュで少し疲れたか。いいパンチが当たっているがブリーデン下がらない。右を入れたジュブリ。ブリーデンのワンツーはブロック。右フックがヒット。しかしブリーデン効いてないとアピール。ジュブリのワンツーがヒットしているが効かせられない。打ってこいとアピールするブリーデン。飛び膝を放った。ジュブリのワンツーに連打を返したブリーデン。ホーン。

2Rジュブリ。しかし序盤効かせた後のラッシュでやや失速気味。ブリーデンは逆に動きが良くなってきた。

3R。パンチで出るブリーデン。ジュブリ後退。右を入れたブリーデン。ジャブ。さらに右を当てる。ジャブもヒット。もらっているジュブリ。カーフを蹴るがパンチをもらったジュブリ。ケージに詰めてブリーデンラッシュ。タックルでしのごうとしたが切られた。ワンツーを入れるブリーデン。右を入れるジュブリだがブリーデンも右を返す。ジュブリ手数が少ない。パンチで出るブリーデン。右が入りジュブリダウン!KO!

3連敗のブリーデン、逆転KO勝利。2R序盤に効かせられた時はもう終わったかと思ったが、ラッシュを凌いでひっくり返した。

Road to UFCウィナージュブリはUFC初戦で0勝3敗の相手に敗れる。ブリーデンが大幅計量オーバーしているという事情もあったが、これは今後のアジア勢の評価にも影響しそうな敗戦。

*1:1人目は2017年のソン・ヤドンデビュー戦の相手を務めたバラット・カンダレで、ヤドンに1R一本負けした後は試合をしていない。巌流島の参戦経験もある

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