UFC on ESPN+89:第7試合・カイオ・ボハーリョ vs. アブス・マゴメドフ

ミドル級。

ボハーリョはUFCデビュー以来4連勝中。UFCデビュー戦からセミに抜擢され、4試合中3試合でセミと良い扱いを受けている。が、今回は後にデビューしたガブリエル・ボンフィムがセミで、ボハーリョはメインカード第2試合という扱い。テイクダウンが武器のグラップラーで、期待の大きさに反してデビューから3戦は優勢に試合を進めながらも判定勝ちだったが、前回はグラウンドに穴があるオレクシェイチュクからチョークでタップアウト勝利。祖父が数学教師で、ボハーリョも大学に進んだが、MMAファイターを目指すために中退している。30歳。

マゴメドフはロシア・ダゲスタン出身で現在はドイツ国籍。昨年のパリ大会でわずか19秒でKO勝ちすると、次の試合がなかなか決まらず、今年7月の2戦目はいきなり当時ランカーのストリックランドと対戦。1Rは優勢に試合を進めていたが、2Rに入り急激に失速。ストリックランドのジャブ・ワンツーをもらいだし、最後はダウンしてパウンドでKO負け。しかし相手が現王者のストリックランドでは仕方がない部分もある。33歳。

距離を取りステップするボハーリョ。じわじわ出るマゴメドフだが、ボハーリョ飛びこんでワンツーをヒット。また距離を取る。また出ていくマゴメドフ。前蹴り。ボハーリョは飛び込みのフェイントを見せつつロー。じわじわケージに詰めるマゴメドフだがサークリングで離れたボハーリョ。しかしまた詰めるマゴメドフ。入ってくるところに右フックを合わせようとしたボハーリョ。ボハーリョレッグダイブ。しかしスプロールして切ったマゴメドフ。立ち際にハイキックを狙ったマゴメドフだが空振り。場合によっては反則のグラウンド蹴りになりかけたが。残り1分。ボハーリョ飛びこんでワンツーを放つが、マゴメドフがストッピングで出した手がアイポークに。再開するが残り20秒。詰めるマゴメドフに距離を取る。また飛びこんでパンチをヒット。ホーン。

1R両者手数が少ないが、手数とジェネラルシップでマゴメドフ。ボハーリョちょっと逃げすぎ。

2R。すぐに詰めるマゴメドフ。また距離を取るボハーリョ。飛びこんで右を一発ヒット。またケージ際まで下がるボハーリョ。マゴメドフのジャブに右フックをかぶせたボハーリョ。詰めてワンツーを入れた。ちょっと出てきたボハーリョ。ジャブ。ジャブから左ボディ。両者まだ手数が少ない。マゴメドフ右ミドル。残り1分。ジャブを入れたボハーリョ。マゴメドフのバックブローは空振り。詰めたマゴメドフに飛び膝を見せたボハーリョ。ホーン。

2Rは僅差。ややジャブを入れたボハーリョか。

3R。ジャブを出していくボハーリョ。左ハイ。タックルのフェイントも見せる。ジャブが当たりだしているボハーリョ。ジャブから左ボディ。手数が増えてきた。肘。マゴメドフ下がった。肘が効いたか。ケージ際まで下がったマゴメドフにボハーリョバック肘。ケージに詰めてボディを入れる。自らしゃがみこんだマゴメドフ。パウンドを入れて上から押さえ込んだボハーリョ。マゴメドフ背中を向けて立とうとする。片膝立ち。ハーフバックから殴るボハーリョ。両足フックしてバックマウント。残り1分。仰向けで鉄槌を入れながらチョークを狙う。しかしボハーリョバックキープで仕留めてに行かない。マゴメドフは凌ぐのみに。タイムアップ。

ケージに上がって勝利をアピールするボハーリョだが、1、2Rは微妙。勝ちを確信する内容ではない。微妙だとわかっていてアピールしているだけかもしれない。そんなことをしてもジャッジに影響するわけでもないが。

30-27、29-28×2の3-0でボハーリョ勝利。

3Rは確実にボハーリョなので、1人目フルマークでしかも割れない時点でボハーリョの勝ちは分かった。が、ジャッジを考えるなら3Rの攻めを2Rの早い時間からやった方がいい。1Rもボハーリョに入れたのはホームタウンディシジョン気味。

次はベルトに挑戦したいとコメントするボハーリョだが、そもそもランキングに入ってないし、アピールする内容でもない。

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