ファイト・オブ・ザ・ナイト:ナジム・サディコフ vs. ヴィチェスラフ・ボルシェフ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アレックス・ペレイラ、トム・アスピナル、ジェシカ・アンドラジ、ブノワ・サン・デニ、ディエゴ・ロペス
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトはフィニッシュ決着したメインカード全試合の勝者に。
メインは1Rのジャッジは三者プロハースカで、プロハースカペースで進んでいると思ったが、飛び込み際に左右のフックを効かせられ、タックルに入ったところにパンチ・肘の連打を打ち込んだペレイラが逆転KO勝ちで史上最短での2階級王者に。ただ、タックルやテイクダウンされた後の対処を見ても、安定王者になるイメージはない。グラップラー相手にはあっさりと負けてもおかしくなく、UFC版・鈴木千裕といった感じ。次が負傷欠場明けのジャマール・ヒルならそこまで組みで追い込まれることはないかもしれないが、3位のマゴメド・アンカラエフが相手だと、テイクダウンでドミネイトされそう。
プロハースカはあまり動きが良くなかったように見えたが、ブランクの影響だろうか。負傷から回復したと言っても、元通りのレベルにまで戻っているのかどうか。カーフを効かせられるのはRIZIN最終試合のC.B.ダラウェイ戦以来だったが、結局そこまで影響が出ないうちに終わってしまった、
セミは両者ともKOパンチャーなので早く終わるとは思ったが、アスピナルがあっさりとKO勝ち。ダメージもないので、割と早く戻ってこれそうだが、正王者JJの方が時間がかかりそうで、さらに復帰戦はミオシッチとの仕切り直しの試合ということになると、結局はアスピナルの暫定王座防衛戦が先になりそう。その場合、相手は1位のシリル・ガーンか、かつて敗れているブレイズか。JJはミオシッチ戦で勝ったとしても、統一戦のノルマをこなさずに勝ち逃げで引退しそう。それまでにアスピナルがP4Pランキング上位の王者になって、JJに試合を受けてもいいと思わせるくらいのビッグネームになっていて欲しい。