UFC on ESPN52:第6試合・ミーシャ・テイト vs. ジュリア・アビラ

女子バンタム級。テイト12位、アビラ13位。

レジェンドで元王者のテイトは一度は引退したものの、2021年に4年半ぶりにカムバック。初戦は4連敗中のマリオン・ルノーにパウンドでKO勝ちして勝利したものの、2戦目はメインでケトレン・ヴィエラと対戦し、終始打撃のヒット数が五分の僅差の内容だったものの判定負け。そこでフライ級に階級を落とした。初戦でいきなり3位のローレン・マーフィーと対戦したが、タックルをすべて切られる展開で、逆にテイクダウンを奪われ判定負け。フライ級転向は失敗だったと語り、ダメージからの回復のためにしばらく欠場しており、1年5ヶ月ぶりの試合となる。復帰戦からここまではタイトルを目指して試合をしていたが、今は引退が近くなっていることを認めながらも、最後まで戦い続けることがモチベーションとなっている。37歳。

アビラは2年半ぶりの復帰戦。予定されていた試合を負傷欠場した後、昨年10月に娘を出産したが、一時は90kg以上に増量してしまったとのこと。欠場前はシジェラー・ユーバンクスに敗れたのみで3勝1敗。高校時代は格闘技とは無縁で、バスケ・サッカー・陸上などをしており、大学卒業後にMMAのトレーニングを開始した。オッズではアビラがフェイバリット。35歳。

テイトすぐに距離を詰めるとジャブからタックルへ。ケージに押し込みつつシングルレッグ。外掛けで倒した。首をギロチンに抱えているアビラだがサイドを取られた。放した。ケージを蹴って体勢を変えようとするアビラだが、バックに回るテイト。ハーフバックからチョーク狙い。正対したアビラだがマウントに。密着して抑え込みながらパウンド。亀になったアビラ。四の字ロックでバックからパウンド・肘を入れるテイト。アビラ凌ぐのみに。残り1分。上になり肘を入れるテイト。またマウントの体勢に。上から殴り続け1R終了。

1Rテイト。序盤にテイクダウンを奪うと後は何もさせず。

2R。このラウンドもすぐ詰めるテイトにアビラがパンチを入れる。しかしタックルに入るとギロチンにかかえてしまうアビラ。そのままダブルレッグでテイクダウンを許す。テイトギロチンカウンターのヴァンフルーチョーク。ガードに戻して外したアビラ。パスを狙うテイトにアビラインバーテッドガードから足を救おうとするが、レッグドラッグハーフにして鉄槌連打を入れるテイト。サイドに移行。残り50秒でマウントへ。肘。パウンド。背中を向けたアビラからバックマウント。バックから殴るテイト。ホーン。

2Rテイト。ここまではパーフェクトゲーム。アビラはフィニッシュが必要。

3R。テイトすぐに距離を詰めてケージに押し込むとテイクダウン。ケージを使って立ったアビラだが、すぐに外掛けでテイクダウンしたテイト。マウント!背中を向けたアビラにバックマウントからフェイスロック!タップアウト!

フィジカルでは上回る相手にまったく力を出させず、最後はきっちりフィニッシュ。元王者の貫禄を見せた。

柔術茶帯でグラウンドも出来るアビラだったが、テイクダウンを簡単に許しすぎ、倒され下になると一方的にやられてしまった。

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