ウェルター級。ブレイディ9位、ガステラムはミドル級の11位。
ブレイディは無敗でUFCと契約すると、UFCでも5連勝し、前戦ではトップ5ランカーのベラル・ムハマドと対戦。しかし、それまでテイクダウンからグラウンドに持ち込む展開で勝ってきたのが、ムハマドにはテイクダウンをすべて切られ、2Rに打撃のラッシュを打ち込まれてKO負けでMMA初黒星を喫した。その後、3月と7月の試合を欠場し、1年2ヶ月ぶりの復帰戦となる。得意技はギロチン。31歳。
ガステラムは8年ぶりにウェルター級に落としての試合となる。身長175cmはウェルター級でも小柄で、TUFで優勝して以降はミドルからウェルター級に落としていたが、度重なる計量失敗で、半ば強制的に階級転向。ミドルではアデサニヤとの暫定王座決定戦まで進んだが、事あるごとにウェルター級に戻したいとアピールしていた。すべて上位ランカーが相手とはいえ、直近7戦では2勝5敗と大きく負け越している。やはりミドル級では、リーチ差のある相手に距離を取られて負けるパターンが多かった。史上最年少でTUFを制してから今年で10年となる32歳。
左オーバーハンドを打ち込んだガステラムに組み付いたブレイディ。四つで旨を合わせる。ガステラム肘で引き剥がそうとするが、ブレイディケージに詰めてダブルレッグ。テイクダウン。すぐにバックに回った。バックマウントに。四の字ロック。足のロックが外れた瞬間に反転して上を取ったガステラム。ブレイディケージを使って立った。離れるガステラム。しかしパンチが顔面に入りスリップ気味に倒れた。ブレイディハーフバック。這い這いでケージ際まで移動したガステラムだが、ブレイディハーフバック。立ったガステラムだがまた倒される。ローリングして逃れようとしたガステラムだがホーン。
1Rブレイディ。
2R。ガステラムのローに合わせてブレイディがテイクダウン。ハーフで抑え込む。マウントになったが自らハーフに戻した。またマウントへ。背中を向けたガステラムだが、ハーフバックで立たせないブレイディ。また寝かせた。また足を抜いてマウント。亀になったガステラム。バックマウントから反転しようとしたがブレイディが上をキープしまたマウント。またうつ伏せに。足のロックが外れて向き直るチャンスだったが、先に動いてバックを取ったブレイディ。またハーフバック。バックから殴ると、座った体勢のガステラムの足をまたいでレッグマウント。身動きが取れないガステラム。バックに回りバックマウントにしてホーン。
2Rブレイディ。ガステラム思うように動けていない。
3R。パンチを放ったガステラムだが、ブレイディのシングルレッグを切れずにテイクダウンを奪われる。ブレイディ肩固めをセット。外れたがハーフからキムラ。サイドに出ると頭をまたいで極める!タップアウト!
ブレイディ完勝。テイクダウンするとほぼ逃さず、最後はきっちりとフィニッシュを奪って見せた。
ガステラムはタイトル戦線に絡んでいくためのウェルター級転向だったのだろうが、ブレイディ相手にこの内容だと今後の望みが薄い。