UFC on ESPN+91:セミファイナル・アンソニー・スミス vs. カリル・ラウントリーJr.

ライトヘビー級。スミス8位、ラウントリー11位。

大ベテランのスミス。Strikeforceから10年前にUFCに契約移管となったが1試合でリリース。その後ローカルイベントでキャリアを積み、2016年に再契約。ミドル級では中堅クラスの戦績だったが、ライトヘビーに上げてジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦するところまでになった。タイトル戦後もトップ5を維持していたが、マゴメド・アンカラエフとジョニー・ウォーカーの下位ランカーに連敗。前戦もまた下位ランカーのライアン・スパンと対戦し、ラウンドを取り合った3R目に見合いが続いての僅差スプリット判定勝ちで、どうにか連敗を止めた。35歳。

本来、先週のオースティン大会で12位のムルザカノフと対戦予定だったが、先月下旬にムルザカノフが肺炎のため欠場することになり、急遽ラウントリーとの対戦に変更。試合日程も1週後ろ倒しとなった。

ラウントリーはムエタイバックボーンのストライカーで、元K-1ファイターのグーカン・サキにも1RKO勝ちしている。中堅以上ランカー未満だったが、元Gloryタイトルコンテンダーのダスティン・ジャコビーとの打撃戦を制し(微妙なスプリット判定勝ち)、ランキング入りを果たした。前戦はヘビー級ランカーながら3連敗中のクリス・ドーカスに1RKO勝ちして4連勝。33歳。

連勝中とはいえ、ちゃんとしたランカークラスの勝利は判定が微妙だったジャコビー戦のみのラウントリーだが、スミスが落ち目のためか、緊急出場ながらオッズではラウントリーがフェイバリットとなっている。

ラウントリーサークリング。スミス詰めていく。間合いに入ったところでラウントリーが左を出す。また詰めるスミス。スミス右ハイ。インロー。ラウントリーはそこに左を合わせていく。パンチで出たスミスにラウントリー組んでケージに押し込む。肘を入れて離れた。ラウントリー左から右をヒット。またじわじわ詰めるスミス。前蹴り。ラウントリーのパンチでスミス鼻血。ジャブで出るスミス。残り1分。両者まだビッグヒットなし。前手で牽制するスミス。ラウントリー左ミドル。また詰めるスミス。スミスの右の打ち終わりにワンツーがヒット!スミス動きが止まり後退。しかしラウントリー無理に攻めない。ホーン。

1Rラウントリー。

2R。またじわじわと出るスミスだが、ラウントリーの左ミドルがヒット。スミスタックルへ。ケージに押し込むが、すぐに入れ変えたラウントリー。肘。スミスも肘を打ち返すと出る。両者のビッグパンチが当たる距離。ラウントリーの右がヒットし効いた!が、ラウントリー攻めない。スミスタックルに。足がふらついている。片足でこらえたラウントリー。離れた。なおもスミス詰めていく。また右。ワンツー。スミスも右を返す。出るスミス。右を出したところでラウントリーがワンツーを返す。スミスがジャブをヒット。ラウントリー左ハイ。肘で飛び込むスミス。前蹴り。受けているダメージではスミスが上だと思うが下がらない。スミス右ハイ。ワンツー。スミス前蹴り。腹にヒットしている。ホーン。

2Rラウントリー。かなり効かせる場面があったが、慎重なのか仕留めに行かない。

3R。スミス詰める。ラウントリーの左ミドルがヒットするが下がらない。ケージを背負うラウントリーにワンツーを入れるが、ラウントリーのワンツーでぐらついて踏ん張ろうとしたがダウン!KO!

右アッパーからの左ストレート。何度かぐらついていたスミスだったが、最後は踏ん張りきれなかった。2Rまでのダメージの蓄積もけっこう合ったかもしれない。

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