UFC297:第1試合・マルコム・ゴードン vs. ジミー・フリック

フライ級だったが、ゴードンが1.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

プレリムは全試合カナダ勢が登場。地元のゴードンだが、今回で2連続の体重オーバーとなる。UFCでの4敗はすべてフィニッシュされての負け(うち3試合は1R)だが、相手は2位アルバジ・8位モカエフ・13位スムダルジと、上位相手に喫したものも多い。柔術・キックがバックボーン。UFC2勝4敗の33歳。

寝技師フリックはUFCデビュー戦で飛びつき三角で勝利したが、2戦目を前に突如引退宣言。しかし2年後に復帰。寝技は強いが、打撃には大きな穴があり、復帰後の2戦はいずれも打撃でボコボコにされてのKO負け。UFC1勝2敗の33歳。

両者ともに2連敗中で後がない。

ジャブから右を打ち込み出ていくゴードン。フリックタックルに行くが受け止めた。ケージに押し込みボディロック。首投げを狙ったフリックだが倒せず。逆に後方にテイクダウンしたゴードン。ハーフ。ガードに戻したフリック。ゴードンインサイドからパウンドラッシュ。フリック三角へ。クラッチした。まだ腕が流れていない。ゴードンパウンドで抵抗。まだ隙間があるか。クラッチが外れた。ハーフでゴードンパウンドラッシュ。消耗しているフリック。なおもパウンドを打ち込むゴードン。腕でブロックするのが精一杯のフリック。ゴードンも攻め疲れか、やや勢いが落ちている。残り1分。体を起こしたフリックにゴードンギロチン。下になり絞めようとしたが、フリックカウンターのヴァンフルーチョーク。ハーフでこらえているゴードン。ホーン。

1Rゴードン。地元でかなりかかっている。スタミナの消耗が心配だが。

2Rも開始直後にパンチで出ていくゴードン。ブロッキングするフリックだがガードの隙間から顔面にヒットしている。ケージを背負ったフリックにパンチを打ち込むが、ゴードンかわしてバックに回りテイクダウン。上になり肩固めへ。がっちり入っている!タップアウト!

入れ込み過ぎだったゴードン。フリックは相変わらず打撃に穴があったので、落ち着いて打撃で攻めていけば結果も違ったと思うのだが。終了後すぐにグローブを外していたが引退か?いずれにしても、リリースの可能性が高い。

フリックは引退宣言前以来となる3年ぶりの勝利。しかしこの打撃のレベルでは、いくら寝技が強くても今後も厳しい戦いを強いられそう。

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