UFC297:第8試合・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフ

フェザー級。アレン4位、エフロエフ9位。

アレンはUFCデビューから10連勝し、昨年4月についにランキング1位のホロウェイとの対戦が組まれたが、前に詰めてもホロウェイの打撃をもらう展開でラウンドを落とし、最終ラウンドに玉砕覚悟で出たものの、逆にダウンを奪われ判定負け。UFC初黒星をき喫した。王者ヴォルカノフスキーの最強の門番相手に星を落とし、タイトル戦線からは一歩後退。ボクシングベースのストライカー。UFC10勝1敗の29歳。

エフロエフはキャリア17連勝、UFCでも7連勝中。常にグラウンドで攻め続けるアグレッシブなスタイルだが、フィニッシュは奪えず、7連勝はすべて判定勝ち。前戦は代役でのUFCデビューとなるディエゴ・ロペス相手にパンチを効かされ、ガードからの腕十字にもピンチに陥っての判定勝ち。皮肉にも苦戦したことで会場は盛り上がり、UFCで初となるボーナス(ファイト・オブ・ザ・ナイト)を受賞している。29歳。

オッズはエフロエフがフェイバリット。不動の1位ホロウェイはUFC300でライト級に上げてジャスティン・ゲイジーと対戦するため、この試合の勝者が来月行われるヴォルカノフスキー vs. トプリアの勝者との対戦が組まれる可能性が十分ある。

ジャブを突くアレン。エフロエフミドル。右ミドルから右フック。右のダブルを放った。アレンは遠い間合いでジャブ。左ボディ。また左ボディ。エフロエフタックル。シングルレッグ。振りほどこうとしたアレンだが脇を差してケージに押し込むエフロエフ。アレンクラッチさせないように右手首を掴んだ。離れたアレン。アレンジャブからワンツー。右ハイ。エフロエフパンチからタックルを狙ったが遠かった。しかしまたタックル。ドライブしてバックに。スクランブルで逃れようとするアレン。前転するがついていくエフロエフ。バックキープ。さらに前転したアレンだが、エフロエフも前転して着いていく。スタンドバック。持ち上げて投げるエフロエフ。アレンすぐ立った。ホーン。

1Rエフロエフ。

2R。ミドルを入れるエフロエフ。ボディを打ち込むアレン。飛び込みのフェイントを見せるエフロエフ。ミドルを入れたアレン。右ハイを放ったエフロエフだがブロックされる。ジャブで出てきたアレン。エフロエフまだタックルを見せない。タックル。シングルレッグ。倒した。アレン立ったがまたスタンドバック。クラチを切って正対したアレン。エフロエフケージに押し込みながら殴る。アレンはニンジャチョークを狙うが入れさせない。しかし引き剥がし離れたアレン。残り1分半。エフロエフ飛び膝。アレンまた左ボディ。エフロエフのジャブが入ってふらついたアレン。エフロエフ飛び膝。右ハイ。ジャブも入っている。アレン反応が遅れ気味。ホーン。

2Rエフロエフ。

3R。アレンワンツーで飛び込みヒットするが、打ち終わりにエフロエフも右を返した。アレンワンツー。エフロエフタックル。アレン首を抱えてがぶった。エフロエフ片手をマットにつけてグラウンド状態にするが、アレン頭部に膝。グラウンド膝の反則でタイムストップ。エフロエフカットしているが、減点なしで再開。エフロエフタックル。シングルレッグ。そこからまたボディロックに行こうとしたがアレン切った。またシングルレッグ。切ったアレン。さらにタックル。また切った。エフロエフ飛び膝。詰めるアレン。また左ボディ。残り1分半。またシングルレッグ。クラッチした。アレンニンジャチョーク。スピンして脱出したエフロエフがバックに。また前転して逃れようとしたアレンだが着いていくエフロエフ。立ったアレンだがスタンドバックをキープ。バックのエフロエフに肘を入れたアレン。正対。しかし残り10秒。パンチで出たがエフロエフ距離を取った。タイムアップ。

三者29-28でエフロエフ勝利。

3Rのみアレンか。

エフロエフUFC8連続判定勝ちでついにトップ5ランカーを下す。

タイトル挑戦をアピールするエフロエフ。しかしまだUFCでは5Rマッチの経験がない。今回は3Rにテイクダウンに苦労したことを考えると、5Rマッチになった場合どうなるか、タイトルマッチが組まれる前にテストされるかもしれない。

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