ストロー級。マラチエフ5位。
ロシアのマラチエフはONEデビュー戦ではランカーのジェレミー・ミアドに1Rダースチョークで勝利。しかし2戦目の元王者ジョシュア・パシオ戦では、テイクダウンからドミネイトしたものの判定負け。どれだけ入っていたかわからないギロチンを仕掛けられたくらいしかピンチの場面はなかったが、手痛いプロ初黒星となった。32歳。
元王者の猿田は自らのジムを立ち上げるために一時試合から離れていたが、今回1年10ヶ月ぶりの復帰戦となる。2019年にジョシュア・パシオに勝利しタイトルを獲得したが、ダイレクトリマッチでは4RKO負け。その後日本大会で当時のパンクラス王者北方にKO勝ち、コロナ禍で日本で開催されたRoad to ONEでは同じ元王者の内藤のび太に判定勝ち。21年9月にパシオとの3度目の対戦でタイトル再挑戦したが、1RKOで敗れている。36歳。
ジャブを入れた猿田。マラチエフはハイキックを放つ。猿田がパンチで出たところにタックル。猿田がぶって頭部にグラウンド膝を入れる。マラチエフロープに押し込んでいく。猿田また膝を入れたが、マラチエフダブルレッグでテイクダウン。猿田押さえ込まれる前に立ったがスタンドバック。後方に引き込むマラチエフ。猿田スクランブルで逃れる。また後方に倒すマラチエフ。猿田足をすくって正対。離れたマラチエフ。カーフを蹴る猿田。マラチエフはジャブを放つ。前蹴り。猿田またカーフ。飛び込んだマラチエフにシングルレッグに入る猿田。しかし倒されずがぶったマラチエフ。頭部に膝。立って離れる猿田。右を打ち込んだマラチエフ。パンチで出たところに猿田ワンツー。しかしなおも出たマラチエフの右から返しの左フックで猿田フラッシュ気味にダウン。すかさずダースチョークに入ったマラチエフだが時間がない。ゴング。
互角の展開だったが、終盤ダウンを喫した猿田。ダメージはそれほどではなさそうだが。
2R。パンチを振るった猿田だが、空振りしてマラチエフの左をもらう。なおもパンチで出た猿田に組み付いたマラチエフ。スタンドバックからグラウンドに持ち込むと四の字バックに。足のロックが外れ立った猿田。マラチエフ放した。離れ際のパンチでぐらついた猿田。パンチを打ち込んでいく。猿田打ち返すが、マラチエフのシングルレッグでテイクダウンを奪われる。インサイドからパウンドを入れるマラチエフ。下から足で跳ね飛ばそうとする猿田だが離れない。しかし下からギロチンに捕らえる。そのままマウントにして絞める!が、緩んだ。反転しようとしたところでがぶる猿田。グラウンド膝を入れる猿田だが、マラチエフロープに押し込む。入れ替えた猿田がロープに押し込んで打撃を入れるが、レフェリーハーブ・ディーンがブレイクをかける。マラチエフがパンチを打ち込んで出る。猿田の右はかわされた。ゴング。
ギロチンがニアフィニッシュだとしても、それ以上にダメージをもらっている猿田。
3R。バックスピンキックを見せたマラチエフ。ジャブを突く。猿田飛び込みタックルへ。離れたマラチエフ。猿田の左フックをかわしてタックルへ。コーナーを背負って耐える猿田。入れ替えた猿田が逆にタックル。マラチエフは差された右脇を小手に巻いてこらえる。膝を入れる猿田だがまたブレイクがかかる。右オーバーハンドで飛び込む猿田。逆にタックル。テイクダウン。マラチエフ消耗している。立ち上がり猿田のスタンドバックに。膝を入れる猿田だが、スイッチでバックを取り返したマラチエフ。猿田スクランブルで逃れようとしたがバックをキープするマラチエフ。残り1分。クラッチを切れない猿田だが、レフェリーのハーブ・ディーンがまたブレイク。パンチで出る猿田。そこからタックルに入るが、マラチエフもタックルに入りシングルレッグへ。猿田最後のチャンスと見てギロチンで引き込んだがタイムアップ。
判定3-0でマラチエフ勝利。
チャンスもなくはなかった猿田だったが、ダウンで明確なダメージがあったので、判定では厳しかった。