UFC298:第6試合・マルコス・ホジェリオ・デ・リマ vs. ジュニア・タファ

ヘビー級。リマ15位。

計量当日にジャスティン・タファが負傷欠場。一旦は試合中止となったが、タファのセコンドで来ていた弟のジュニア・タファに代役出場のオファーがあり、出場が決まったのが公式計量を行っている最中というドタバタ劇。兄のトレーニングに付き合っていてリマの研究をしていたジュニア、相手が弟に替わっても、試合の対策ややることは基本的に変わらないリマの両陣営の思惑が合致した上に、減量のいらないヘビー級だったため、試合が成立した。

リマはランキング15位にギリギリ入っている。前戦はデリック・ルイスに開始直後の飛び膝でダウン→パウンドアウトで秒殺KO負け。ランキング入りも、15位のブラゴイ・イワノフがリリースされたことによる棚ボタ的なもので、ランカー相手には勝っていない。キック・柔術がバックボーン。38歳。

RIZINでスダリオに秒殺KO勝ちし、MMAデビューから半年でUFCと契約したジュニア。UFC初戦はTUFウィナーのモハメド・ウスマン相手にテイクダウンされると何もできずにグラウンドの能力不足を露呈。2戦目はパーカー・ポーター相手に序盤の首相撲からの膝を効かせてパンチでダウンを奪いKO勝ち。が、弱点のグラウンドが改善されたかはわからない展開だった。当初は来月のAPEX大会でカール・ウィリアムスと対戦が組まれていた。27歳。

距離を詰めるリマ。下がってケージを背負ったタファ。リマカーフ。両者のパンチが交錯したがリマの左がヒット。さらにカーフ。カーフ。完全に効いた。リマなぜかタックルへ。カーフで仕留められそうだったが。受け止めたタファをケージに押し込むが離れた。右を打ち込むタファにまたカーフ。さらにカーフ。もう完全に効いてる。ケージまで下がったタファ。リマまたタックルへ。テイクダウン。ハーフからパウンド。あえてハーフのまま殴っていくリマ。体を起こしたタファだが、リマパンチ連打を入れると上から体を預けて立たせない。ホーン。

1Rリマ。タファカーフのダメージは回復しないだろうし、もうセコンドが止めたほうが良いのでは。

続行し2R開始。またカーフ。立っていられないタファだが、左右のパンチを出す。スイッチしてダメーjのある左足を下げたタファ。組んでいくが、リマが逆にケージに押し込む。離れたリマ。タファはパンチを打ち込むが、カーフもらうと嫌倒れ。リマのパウンドでレフェリー止めた。

タファ完敗。準備期間がない上に、もともとランカーと戦えるポジションでもなかったので、致し方なし。

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