ミドル級。両者UFCデビュー戦。
ブドゥカは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。6月にLFAミドル級暫定王座決定戦でスプリット判定負けし、8月には別の団体でワンマッチを行って勝利したが、それから10日後にコンテンダーシリーズの欠場者が出たため、ブドゥカが緊急出場して判定勝ち。ダナ・ホワイトからは「試合内容はコンテンダーシリーズ史上最悪だった」と酷評されたが、準備期間がない中で結果を出したことが評価されUFCと契約。コンテンダーシリーズ出場の3年前まではホームレスだったとのこと。バックボーンはレスリング。MMA7勝2敗の24歳。
アウメイダはGLORYにも出場していたキックボクサーで、キック戦績47勝8敗。現ライトヘビー級王者アレックス・ペレイラとは3度対戦し1勝2敗。キックと平行してMMAキャリアも3戦(すべて1RKO)あったが、昨年2月のGloryでの敗戦を機にMMA本格転向。初戦がいきなり昨年8月のコンテンダーシリーズで、判定勝ちでUFC契約を勝ち取ったものの、テイクダウンを許し下になる場面もあり、MMAへの適性については不安も残った。36歳と遅いUFCデビューは成功となるか。
同じコンテンダーシリーズ出身とはいえ、下積みもなくキックの実績でいきなり出場を果たしたアウメイダに対し、ブドゥカは代役での参戦からUFC契約を掴んだ。
プレスしたアウメイダが右フックを放つ。しかしブドゥカタックル。テイクダウン。寝かされずにケージ際まで移動したアウメイダだが、ブドゥカレッグマウントにして寝かせようとする。ケージを使って立ったアウメイダだが、ブドゥカダブルレッグに入る。こらえるアウメイダ。またテイクダウンしてレッグマウント。すぐにケージを使って立ったアウメイダだが、ブドゥカ放さない。残り1分。またダブルレッグを狙ったブドゥカだがクラッチできず。シングルレッグに切り替えた。押し込まれたままのアウメイダがパンチを入れるがホーン。
1Rブドゥカ。しかしブドゥカも押し込みテイクダウンしたものの、そこからの攻撃がなかった。アウメイダ簡単にはテイクダウンを許していないものの、1Rは何もさせてもらえず。
2R。アウメイダパンチを打ち込むがブドゥカ遠い間合いからタックルで飛び込みテイクダウン。アウメイダすぐにケージ際に移動し立つが、ブドゥカまた押し込みテイクダウン狙い。1Rはここから抜け出せなかったアウメイダ。テイクダウンをこらえつつ肘・パウンドを入れていく。ブドゥカ押し込むがクラッチできていない。アウメイダ脇をくぐってバックに回った。ブドゥカ効いてる。離れてパンチを入れるアウメイダ。左ミドル。消耗しているブドゥカだがタックル。またケージを背負ってこらえるとブラウン肘連打。側頭部に連続でもらって崩れたブドゥカ。亀になったブドゥカにバックからパウンド連打!レフェリーストップ!
1Rはテイクダウンディフェンスだけで精一杯だったアウメイダだが、2Rになるとこらえながらパンチ・肘を打ち込み効かせてKO勝ち。今回は同じデビュー戦同士だったが、UFC本戦レベルの相手にも同じことができるかどうか。
試合後のインタビューでは先日アイポークからの勝利で物議を醸したクリス・ワイドマンとの対戦をアピール。