Road to UFC3 Episode1:第4試合・原口伸 vs. ホン・ジュニョン

フェザー級トーナメント一回戦。

原口は昨年のRoad To UFCではフェザー級に出場枠がなく、やむを得ず階級上のライト級で出場。レスリングを活かして決勝まで進んだものの、決勝の相手のロン・チューにはタックルに膝を合わされて消耗し、3Rにパウンドでほぼ戦闘不能に追い込まれたところでチョークを決められ、一本負けでMMA初黒星。今年は適正階級のフェザーで出場する。2020年レスリン全日本選手権優勝、GRACHANライト級王者。25歳。

韓国のジュニョンは一昨年のRoad To UFCに出場し、一回戦で松嶋こよみにスプリット判定負け。昨年はローカルイベントで2試合連続1Rフィニッシュ勝利し、2年ぶり2度目の出場を果たした。AFC、Double Gのフェザー級王者。33歳。

サウスポーの原口にオーソドックスのジュニョン。飛び膝を放ったジュニョン。ヒットしたが、原口がキャッチしそのままシングルレッグに。解除したがケージに押し込もうとする。原口の腕を掴んで防いだジュニョンが入れ替えて離れた。ジュニョンがプレッシャーを掛けるが原口がタックルに。片膝をついたジュニョンがヒジ・パンチで抵抗するが、原口がバックに回る。立ち上がったジュニョンの腹にヒザを打ち込む原口。ジュニョンが引き剥がして離れる。原口の左オーバーハンドがヒットしジュニョンダウン!すかさず飛び込む原口に立ち上がって飛び膝を合わせたジュニョンだが、原口がそのままタックルに入り、ドライブしてバックに回る。ケージ際でバックコントロールする原口。足のフックを防ぐジュニョンだが、原口がパンチを打ち込み1R終了。

1Rはダウンを奪った原口のラウンドか。

2R。ミドルを入れたジュニョンだが、原口がタックルで飛び込むと反応できずテイクダウンを許す。上半身を起こしてケージ際まで移動したジュニョン。ケージを使って立ったジュニョンが入れ替えて離れると左アッパー。原口は今度はシングルレッグからテイクダウンを奪う。すぐにケージを使って立って離れるジュニョン。またシングルレッグに入った原口。膝をつかせるが、ジュニョンがパンチで抵抗。原口はバッククリンチでコントロールしながら腹にヒザを入れる。ジュニョンがクラッチを切ると原口は膝つきタックルで両足をすくってテイクダウンし、バックに回る。片膝をついたジュニョンが立ち上がり、原口のクラッチを切って正対するが、その瞬間にすぐタックルで尻もちをつかせる。2R終了のホーン。

2Rも原口が優勢に試合を進めた。

3R。原口がシングルレッグから朽木倒しでテイクダウンを奪うとジュニョンの首を抱えてがぶる。ケージに押し込むとまた膝を着いてタックルへ。ダブルレッグに切り替える原口。バックに回ってスタンドバックになるが、ジュニョンが向き直るタイミングでまたタックルに入る。片膝を着いて寝かされないようにしているジュニョンに、原口はヒザを背中に打ち込む。ジュニョンが立ち上がりスタンドバックになると、原口はまたタックルへ。テイクダウンを狙いつつ、パンチやヒザを入れる原口。押し込まれたままのジュニョンから残り10秒でまたテイクダウンを奪うとパンチを打ち込んでタイムアップ。

判定30-27×2、30-25の3-0で原口が一回戦を突破。

原口「去年はライト級で出ることになって準優勝だったんですけど、今回はフェザーということで、自分の適性階級なので、絶対に優勝してやるという気持ちでのぞみました。僕の得意な試合運びだったので、見ている方はつらいかもしれないが、僕はあまりきつくなかった。これをつまらないというなら、相手は逃げてください。次は僕が目指すスクランブル多めのレスリングを使っていきたい」

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