UFC on ESPN+99:第10試合・テンバ・ゴリンボ vs. ラミズ・ブラヒマイ

ウェルター級。佐藤天から勝利してUFCからリリースさせたゴリンボ vs. 佐藤天の対戦相手としてUFCと契約した(後に欠場し対戦は実現せず)ブラヒマイ。

ジンバブエのゴリンボは長いリーチが武器のグラップラーで、UFCデビュー戦ではアグレッシブだが雑にチョークを狙いに行きポジションを悪くした上で、最後はギロチンに捕らえられ一本負けしたが、佐藤天戦では手堅くバックキープしての判定勝ち。2月の前戦はマイク・ジャクソンにしか勝ってないピート・ロドリゲスに秒殺KO勝利。今回は初のメインカード枠に組まれた。33歳。

ブラヒマイも、UFCでの4戦はすべて第3試合までの前座ファイターだが、前回勝利し2勝2敗として初のメインカード枠。とはいえ、2勝2敗の選手がセミ前に出てくるのはAPEXならではだが。極真・ボクシングがバックボーン。キャリア10勝すべてが一本勝ちで、うち9勝がチョークでの勝利。前戦が2年3ヶ月前で、その後2度試合が組まれたが、いずれも負傷欠場。昨年2月予定されていた試合の前に脊椎を負傷し、練習に復帰するまで時間がかかっていた。31歳。

プレッシャーを掛けるゴリンボ。前蹴りをキャッチしたブラヒマイがタックルに入るが、四つで受け止めたゴリンボ。ブラヒマイはケージに押し込むと強引に投げを狙ったが、潰されて下になる。ブラヒマイのガード。ケージ際まで移動すると、ケージを使って立った。ゴリンボは両脇を差してテイクダウンを狙うが、左脇を差し返したブラヒマイが入れ替えてテイクダウン狙い。さらに入れ替えて腹にヒザを入れたゴリンボ。また投げを狙ったブラヒマイだが、また潰されて下に。すぐに体を起こして立ちに行くブラヒマイ。バックテイクを警戒して背中は見せずに立ち上がった。しかしまだゴリンボが両差し。ヒザを入れていく。ホーン。

1Rゴリンボ。

2R。カーフキックからまた組み付いたゴリンボ。両脇を差してケージに押し込んだ。ブラヒマイがまた足をかけてテイクダウンを狙ったが、切り替えされてまたテイクダウンを許す。ケージに上半身を預けて立ち上がろうとするブラヒマイ。立った瞬間にテイクダウンしたゴリンボ。倒され際に足を狙い。組み付けなかったものの立ち上がって正対したブラヒマイ。投げを狙ったブラヒマイ。こらえるゴリンボのバックについたが、足をフックできずに横に落とされてまた下になる。すぐにケージを使って立ったブラヒマイ。ケージに押し込むゴリンボ。外掛けテイクダウン。ブラヒマイ、口が開いて息が上がっている。ホーン。

2Rゴリンボ。ブラヒマイ、久々の試合でスタミナが切れているか。

3R。パンチからすぐに組み付いたゴリンボ。簡単に組み付かせたブラヒマイ。ヒザの打ち合いで入れ替えてケージに押し込むブラヒマイ。シングルレッグからテイクダウン狙い。こらえるゴリンボがヒザを打ち込む。ブラヒマイは最後の力を使ってしまったか。ケージに押し込むも入れ替えられる。腹にヒザを入れるゴリンボ。残り45秒で足をかけてテイクダウン。マウント。背中を向けたブラヒマイのバックを狙う。ブラヒマイが立ち上がるが、その瞬間にまたテイクダウン。タイムアップ。

三者フルマークでゴリンボ勝利。

しかし、完全にガス欠になったブラヒマイ相手にフィニッシュを狙う動きがなかったのは残念。

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