ヤネスはUFCデビューから5連勝(うち4KO)・5連続ボーナス獲得でランキング入り。初のランカーとの対戦が上位ランカーのロブ・フォント戦で、オッズではヤネスがフェイバリットだったが、ヤネス得意の打撃戦で真っ向から打ち合ったものの、フォントにダウンを奪われ1RKO負け。昨年10月の前戦は先日のUFC301でジョゼ・アルドと対戦したジョナサン・マルチネスとの対戦で、1Rに早くもインローで足を破壊され、2Rにもインローでのダウンを繰り返し、2試合連続でのKO負け。ランキングからも外れている。30歳。
サルヴァドールはUFCフライ級で2連敗し、前回は体重オーバーしていたこともあり、今回からバンタム級に上げる。前戦は平良に腕十字で一本負けしているC.J.ベルガラとの対戦で、1Rずつ取り合った3R目に、パンチを打たれて効いてないアピールをしていたものの、ヒット数で上回れて普通に判定負け。ボクシング・柔術がバックボーン。フライ級では長めのリーチからの独特のリズムのジャブが武器だが、ヤネスとは身長は同じでリーチは1cm長いのみと、バンタム級ではあまりアドバンテージがない。30歳。
前戦までランカーだったヤネスに、下の階級で0勝2敗の選手という、ミスマッチとも言える組み合わせ。
オーソドックスのヤネスにサルヴァドールはサウスポー。下の階級から上げてきたサルヴァドールだが、身長・リーチでは上回っている。左ミドル。パンチを入れたヤネスだが、サルヴァドールはノーガードで上体の動きでかわす。カーフキック。ヤネスの右フックがヒットしサルヴァドールダウン!すかさず距離を詰めたヤネスがパウンド!足で阻もうとするサルヴァドールだが、ヤネスが顔面にパウンド連打を打ち込む。連打が入ってレフェリーストップ!
ヤネス復活の1RKO勝ち。事前の評価通りの勝利ではあるが、勝機と見た時の畳み掛けが見事。
階級を上げたサルヴァドール、動きは良かったように見えたが、一発で沈んだ。