UFC302:第9試合・ニコ・プライス vs. アレックス・モロノ

ウェルター級中堅対決。

プライスはUFC7勝7敗2NCと五分の戦績で、キャリアでもほとんどがフィニッシュ決着。が、2020年以降の6戦では1勝4敗1NCで、このところ苦戦が続いている。前戦は元王者ロビー・ローラーの引退試合で対戦し、クリンチからのパンチ連打をもらって秒殺KO負け。34歳。

モロノはUFC13勝6敗1NC。直近は6勝2敗で、もうすぐランクインのポジションだが、ランキング入りがかかった試合で敗れることを繰り返している。ストライカーだが、汲みに来た相手に仕掛けるギロチンも得意。今回はジェレマイア・ウェルズの負傷欠場による代役出場となる。33歳。

両者は7年前の2017年に対戦。その時はプライスが試合9日前の代役出場でKO勝ちしている(試合後にプライスからマリファナが検出され、後日ノーコンテストに変更)。

カーフを蹴ったモロノに合わせてニータップでテイクダウンを奪ったプライス。モロノ下から三角。首が抜けたがオモプラッタに。腕を取られたまま強引に押さえ込もうとしたプライスだが、バックに回ったモロノ。立ったプライスだがモロノバックを取り四の字バックに。プライス反転して上に。モロノの立ち際にニンジャチョークを狙ったが、モロノ外して離れた。パンチの打ち合い。プライスのパンチがヒットするが、モロノも打ち返していく。もっさりとした打撃戦。プライス打たれながらもパンチで出る。バック肘を防いで膝を入れたプライス。ホーン。

1Rモロノ。

2R。お互い打撃戦。プライス疲れからなのか、ややふらつき気味。プライスの右がヒットし一瞬バランスを崩したモロノ。右フックを入れたモロノ。プライスの右フックがヒット。プライスの右がヒットして後ろによろけたモロノ。ケージを背負ったところでタックルへ。テイクダウン。ハーフからパウンドを入れるプライス。モロノガードに戻したが、インサイドから殴るプライス。モロノ腕十字。肘を引いて防いだプライスだが、モロノ後転して立った。が、すぐに両足を束ねてテイクダウンするプライス。倒され際にギロチンを狙ったモロノだが外れて下に。また腕十字から後転して立つモロノ。プライスの脇をくぐってバックに回ったが、正対したプライスがケージに押し込むとまたダブルレッグへ。またギロチンに抱えるモロノだが外れて下に。ホーン。

2Rプライス。

3R。ジャブを打ち込むプライス。モロノも打ち返す。両者スピードがない。プライスインロー、アッパー。四つに組んだが、プライスが肘を打ち込んで離れる。また四つに。モロノ右フックを入れて引き剥がすが、離れたところでパンチ・蹴りを入れるプライス。アッパーから右フックをヒットさせた。そしてタックルへ。倒されたモロノ。亀になりバックを取らせて立つ。立ち際にヒザを入れたプライス。プライスもパンチがかなり雑だが、モロノは手が出ない。バックブローを放つがブロックされる。飛び込みアッパーを入れるプライス。モロノガードが下がっている。プライスが打撃で攻め続けるが、これも雑でヒット数が少ない。タイムアップ。

三者29-28でプライス勝利。

1Rのグラウンドの攻防で両者スタミナが切れてしまったのか、以降はグダグダの試合に。

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