UFC on ESPN57:セミファイナル・ドミニク・レイエス vs. ダスティン・ジャコビー

ライトヘビー級。レイエスはかろうじてランキングに残っていて15位。

レイエスは2020年に無敗のままJJの王座に挑戦。判定負けしたが、レイエスが打撃で優勢で、JJはタックルからのスタンドバックでポジションを取るもそこからの展開がなく、メディアのジャッジもレイエスを支持する方が多かった。JJがもっとも追い込まれた試合で、JJはまるで再戦を避けるかのようにタイトルを返上してヘビー級に転向している。同年9月に組まれた新王者決定戦でヤン・ブラホヴィッチと対戦したが、2Rにパンチでダウンを奪われパウンドでKO負け。そこからプロハースカ、ライアン・スパンにも敗れて4連敗・3連続KO負けとなり、王座決定戦で1位だったランキングはわずか3戦で15位まで落ちた。最近のダウンの仕方を見てもダメージの蓄積が心配される。34歳。

ジャコビーは2011年からUFCに参戦したが、2戦で勝ち星なくリリース。その後キックに転向し、GLORYでタイトルに挑戦するまでに成長してから、コンテンダーシリーズに出場して勝利し、UFC再契約。再デビュー戦で念願の初勝利を挙げると、引き分けを挟んで6連勝でランカーに。が、相手がランカーレベルになると負けが込み始め、そこから1勝3敗。前戦ではレイエスと同じアメフト出身のアロンゾ・メニフィールドに判定負けして、ランキングからも外れた。36歳。

オッズはジャコビーがフェイバリット。

サウスポーのレイエスにジャコビーはオーソ、サウスポーとスイッチする。カーフを入れたジャコビー。レイエス左ミドル。詰めてくるジャコビーに左フックをヒット。ジャコビーまたカーフキック。ワンツーを入れたジャコビー。ケージに詰める。ジャコビーの右がヒットしたが、レイエスの左フックも入ってぐらついている。パンチで追いかけるとレイエスヒザ!ダウンしたジャコビー。レイエスはジャコビーの立ち際にパンチのラッシュ!もらっているジャコビー。崩れるタイミングでレフェリーストップ!

レイエス復活のKO勝ち。2019年10月以来、4年8ヶ月ぶりの勝ち名乗りを受ける。

劣勢だったが、左フック一発で形勢逆転。勝機を逃さずに畳み掛けていった。

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