UFC on ESPN58:第3試合・ジェカ・サラギ vs. ウェスティン・ウィルソン

フェザー級

サラギはRoad To UFCシーズン1ライト級準優勝。Road To UFCシーズン1から咬ませ犬を大挙出場させてきたインドネシア勢で、唯一UFCとの契約を果たしている。組み合わせに恵まれた感は否めないが、それでも準決勝ではGLADIATOR王者キ・ウォンビンにKO勝ち。フェザー級に落としたUFCデビュー戦でも、UFC1勝1敗のルーカス・アレクサンダーに、グラウンドからの立ち際で一瞬背中を向けたアレクサンダーに右フックを打ち込んでKO勝ち。Road to UFC出身選手として、唯一1Rフィニッシュ勝利した。倒せるパンチと思い切りの良さはある。現在はカリフォルニアのMMAファイトアカデミーでトレーニングをしている。29歳。

ウィルソンは昨年7月にUFCデビューし、ここまで2連続1RKO負け。直前欠場した選手の代役としてUFCと契約を果たしたが、ここまでの試合を見る限りは、UFCレベルにはない。空手・柔術がバックボーン。35歳と若くもない。

オッズはさすがにサラギがフェイバリットだが、このレベルの相手と当てられるあたり、まだUFCからは実力が信頼されていないか。

サラギいきなり飛び込んで左右のパンチを打ち込むが、組み止めたウィルソン。しかしクラッチを切って逆に投げたサラギ。離れる。また大振りのパンチで出たサラギだが、またかわされて組まれた。ウィルソンテイクダウン。ギロチンに。ガードから絞める。外したが今度は腕十字。持ち上げてスラムで叩きつけたが、逆に三角に入ってしまった。絞めるウィルソン。三角十字。サラギタップ!

得意の組みで勝利したウィルソンだが、相手がサラギだけに、今後も厳しい戦いが続きそう。

サラギは打撃ができない相手にしても、あまりにも打撃が大振りすぎた。自分の組みのレベルに問題があるのはわかっているのだから、グラップラー相手にはもっと慎重になるべきだった。

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